前回からの続き
またもや問題発生です(こんなんばっかり)! 前回の水漏れ事件に続いて、ふたたび水回りのトラブル。でも今度は設計ミス……というか、想定ミスといった方が良いのかな? すっかり頭の中から抜けていた問題です。
夏から建設を始めた「KOYA」……トイレ&サニタリー棟には温水シャワーも取り付けようと計画していたのです。冬でも温水が使える洗い場&洗面にしたかったので、どうせならシャワーも付けちゃおう! ってことで。
ところがそのシャワーユニット……既製品の規格だと、どれもKOYAに入らないのです。いえ、面積的には入るのです。これまでの記事でもお見せしてきた通り、何度も図面を引いて、間取りを練ってきたのですから。
盲点でした。横からの図面なんて想定していなかったので、傾斜しているStyle-01の天井が低いこと、そしてシャワーユニットの高さはどれも2100mm以上あることに気付きませんでした(水道屋さんが気付いて教えてくれました)。
アメリカンフェンス
またまたKOYAの建築はストップ、小休止です。代わりに何か記事にできる開拓。時間はあるのに先に進めないので、手軽に出来そうな作業。……ということで、前々から予定していた「アメリカンフェンス」の設置に着手することにしました。
基本的にこのキャンプ場は、木製の柵を手作りして可愛くしていこうと思っているのですが、完成するのはまだまだ先のお話。その前に、女子でも安心して利用できるようになるよう、アメリカンフェンスでゲートを作るのです。
そして目指すはビーチカルチャースタイル!! どうしてかは分かりませんが、日本のフェンスと違ってアメリカンフェンスは、西海岸っぽい雰囲気というか、ハワイアンっぽい雰囲気を演出できるんですよね。これでキャンプ場の安全を守ります。
ゲートの製作と設置
まずは車の出入り口に、パカーッと両開きになるゲートを設置するため、車輪を購入してきました。スロープから車がエントリーする幅はけっこう広くて、3.5m以上あります。そこに180cmのアメリカンフェンス2枚を観音開きにして……。
ホームセンターで一番大きかった直径12cmの車輪。フェンスの下部に金属ドリルで穴を開けて、無理やりネジ込んでいきます。ここら辺が素人の施工で適当なのですが、取れちゃったら、また別の方法を考えればOK。
そしてフェンス自体は正規品のヒンジ(蝶つがい)で支柱に取り付けます。こんな形状のヒンジなのですが、さすが正規品。思ったより強度があって、180cmの横長フェンスでもスムーズに開閉できます。
地面の芝生に凹凸があるので、タイヤが宙に浮いてしまう位置があったのですが、そこでも撓(たわ)んで下がることもありません。これなら最初から車輪を取り付ける必要もなかったかな? 何事もやってみないと分かりませんね。
支柱の製作と設置
話が前後しますが、そのゲートに使用した支柱。これは6枚のフェンスを取り付けるためにも、全部で6本必要になります。しっかりと固定するために、ただ地面に刺すのではなく、土台にこんなブロックを使用します。
中央の穴に鉄の支柱を突き刺して、セメントを流し込んで固定。少量のセメントを練りたい時には牛乳パックが便利!(使用後はそのまま捨てられます)。セメント粉を、1kgにつき160〜180ccの水で溶いて練り上げます。
結局牛乳パック4本(セメント4kg)分ほど使うことになりましたが、束石に流し込んだら一日待つだけ。ガッチリと固定されて、石と棒が一体化しました。これを芝生に、ひと回り大きい四角い穴を掘って埋めます。
最後にフェンス本体をまっすぐなジョイント金具で、支柱に取り付けます。この金具もシンプルに見えて、締め付けるとかなり強固に固定できます。ヒンジ同様、信頼のおける強度に仕上がりました。
次回へ続く
最後にちょっと飾り付け。以前発注しておいたプーレートを針金で取り付けました。眼下に見降ろす「琴ケ浜」を勝手に英訳した「LYRE BEACH」。3枚セットで注文したので、贅沢に2枚使って両側から見えるようにしました。
で、このアメリカンフェンスは「防犯」の意味も兼ねてはいるのですが、もうひとつ「ドッグラン」としての用途も果たします。もちろん、ペット可のキャンプ場にするつもりなので、せっかくならノーリードで広々と過ごして頂きたいのです。
そしてお客さんのいない日は、ご近所の皆さんにも開放しようかな? ここら辺、お散歩の方が多くて、毎日前の道をいろんな犬種のワンちゃんが通るのです。どんちゃんやモグ(実家の犬)のお友だちもできたらいいな!