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コラム
はななのフィッシュ日和*47
『りふれくCAMP』

りふれくCAMP

今回は、この夏に私が取り組んでいた『りふれくCAMP』というプロジェクトについてご報告したいと思います。この連載のテーマである「魚」や「海」からちょっと離れてしまう内容になるのですが……。

最終的にはお魚と海にまつわる事業に結びつけたいです!!

私のSNSではこれまでもちょこちょこと発表してましたので、ご存知の方もいらっしゃると思います。これは神奈川県が主催した『子ども若者みらい提案実現プロジェクト』という、長〜い名前の事業募集の一環。

真鶴町役場の方にお勧め頂いて、下のような企画を発案して応募しました。「地域創生」と「体験学習」を掛け合わせたプロジエクトになるので、リフレッシュとリフレイン、レクリエーションとレクチャー……そしてリフレクション。

沢山の意味を込めて『りふれくCAMP』と命名しました!



県知事にプレゼン!?

100以上の応募があったということで、期待はしていなかったのですが、なんとその案が最終選考に残ってしまいました! お次は、県庁のある横浜にまで呼ばれ、パワーポイントで5分間のプレゼンをすることになります!!

しかも神奈川県知事の「黒岩祐治」さんの前で!

当日まではまったく緊張もせず、ちょっとお笑いの要素も込めた台本と資料を準備していたのですが、いざ会場に着いて、自分の順番が二番目だと知ると、途端に緊張してきちゃいました。

本番は無我夢中でスピーチ。冒頭からけっこう笑い声も起こり、和やかな雰囲気でプレゼンは進みましたが、私の頭の中はまっ白。最後の質疑応答まで、上手く答えられていたかどうかも……記憶定かではありません。

後から動画を見返すと、どうにか形にはなっていたようですが……

審査員を務められていた、県立保健福祉大学の「新保幸男先生」からはお褒めの言葉を頂き、横浜市の事業『HAPPY MANDAY』代表の「土井優里花」さんからは、SNSでもご評価を頂きました。……果たしてその結果は!?




最優秀賞受賞!!

な・な・な・なんと! 「最優秀賞」を頂いてしまいました〜!! 受賞連絡のメールを受け取ったのはトイレに入っている時だったので、思わず中から歓声をあげて、家族から驚かれてしまいました。

一番おどろいたのは私自身だったのですが……

表彰式は県庁! それも天皇陛下ご来訪時に応接室として使われるという来賓室!! めったに使われることのない「開かずの間」だというお話で、県の職員の方々も珍しがって、中を覗きに来られていました。

黒岩知事みずから賞状とトロフィーを手渡ししてくださり、「ぼんぼん鮫最中の開発もがんばってください」とお声もかけて頂きました。私から話してはいないので、真鶴の町長さんが伝えて下さったのかもしれません。

私の顔と名前も覚えていただけてるかな……?

私が体験格差に興味を持つきっかけにもなった黒岩知事の著作『灘中 奇跡の国語教室 橋本武の超スローリーディング』という本にサインも書いて頂き、宝物となりました。ズシっと重いガラス製のトロフィーは、ウチでは「鈍器」と呼ばれています。




ユウゼン

およそ130種類いるチョウチョウウオの中で唯一の日本固有種。黄色が多いチョウチョウウオの中で、黒い体色に走る白いラインが特徴的です。尾びれに少しだけ黄色いラインも入っていることから「ユウゼン」と名付けられたそうです。

友禅染のような優美さ、上品さが漂ってきます

日本では小笠原諸島などで群れが見られるそうです。私が物心のつく前の3歳ぐらいの時、家族で行った屋久島の漁港では20cmくらいのユウゼンが泳いでいたそう。私も見たかった〜(のに記憶がありません!)。




300万円の使いみち

じつは今回の『子ども若者みらい提案実現プロジェクト』には300万円の事業費が支給されます! 賞金ではありません。県と町とで使うお金です。でも私が発案した「りふれくCAMP」に使われるのです!!

ここから先は大人の人たち、県と町の職員さん主導で実行されるプロジェクトになるということです。なので私の案がどれだけ採用してもらえるかは不明なのですが、実はひとつ夢があって……。

真鶴漁港にある魚座(さかなざ)という施設です

ここに古くなって、使われていない10mくらいの大水槽があるのです。いつ行っても真っ暗で、空っぽで、立ち入り禁止。これを自分の手で復活させた〜い!! それもチョウチョウウオをメインにしたカラフルで可愛い水槽に!!

意外なことにそんな大水槽って水族館でもあまりないのです

中に入れる魚は、私のような採集家の方々が伊豆などで採ってきた「豆チョウ」ちゃん!! 飼いきれないお魚を寄付して頂きます。採るのが上手な方々は、家で大きく成長した魚を手に余らせたりしているのです。

真鶴は伊豆への玄関口というか通り道。同じ趣味を持つ皆の力でつくる水槽があれば、町にちょっと寄ってもらう町興しにもなるし、観光資源にも(ちょっとだけ)なるかもしれません。良いアイディアだと思いませんか?

実現するかどうかは私のプレゼンの腕次第です



「あしたの箱」

今年8月に琴ヶ浜にOPENしたカレー屋さんです。私の家の窓から見下ろせる位置にあるので、双眼鏡でお店の開店準備の進展を眺めてました。内装は爽やかなライトグリーンを基調としていて、海を眺めながらカレーを食べることができます。

元は東京の恵比寿にあったお店で、都内から定番メニューのチキンカレーを食べに来るお客さんもいらっしゃいます。私の好きなメニューは魚の干物を使ったスパイスカレー。彩り豊かなプレートでオススメです!

辛いのが苦手な私でも食べやすくて美味しいんです!!










Author
はなな
海と魚が大好きな高校生です。特に泳いだり、潜ったりするのが大好きです。豆チョウ採集や釣り、アクアリウムやお魚料理など、海や魚に関することをお伝えしていきます!