お買い物のついでに
先日、世界の変わったクリスマスの風習の中から、キャンプで試したいイベントを『なちゅガール流*クリスマスキャンプ』としてご紹介しました。そしていよいよ3日後に迫ったクリスマス。今週末にキャンプを計画している方も、そろそろ食材の買い出しに行かれる頃ではないでしょうか?
そんな中、いつもとはちょっと違ったひと時を過ごしていただくために、焚き火にあたりながら飲みたい、クリスマスのドリンクをご紹介します。手作りできるメニューが多いので、ぜひ体の芯から温まってください。
クリスマス・ホットチョコレート
定番のココア、ホットチョコレートをちょっとしたデコレーションで可愛くしてみましょう。マシュマロとチョコペン(最近は100円ショップでも売ってます)でひと手間加えるだけで、お子さまの喜ぶクリスマスドリンクに早変わりします。マシュマロは1cmくらいに薄く切った方が倒れません。
そして味の方もちょっとひと手間。大きなお子さんには、シナモンスパイスを適量ふりかけてあげましょう。古来からヨーロッパでは、スパイス系のアロマがクリスマスの演出には欠かせません。いつものホットチョコレートに、ぐっとクリスマスらしい香りが引き立ちます。
余ったマシュマロは焚き火で焼いて、スモア(マシュマロを焼いてチョコやビスケットでサンドしたスイーツ)にして食べちゃいましょう! 一粒で二度おいしい! キャンプならではの楽しみ方ですね。
エッグノッグ
アメリカではホリデイシーズンになると「エッグノッグ」と呼ばれる卵酒のようなものが好まれます。卵黄と砂糖(大さじ1〜2杯)を泡立てるように混ぜ、牛乳を180ccほど沸騰させないように段階的に加え、弱火に10分かけるだけ。キャンプでもお手軽に作れます。
これだけですと、お味の方は温かいミルクセーキ……というか「飲むプリン」のような感じで、お子さまに喜ばれます。そこに大人の方々はブランデーやラム酒を加えましょう。すると、カルアミルクなどの甘いお酒がお好きな方におすすめの、ホットカクテルになります。
配合をごらんになってお分かりの通り、卵一個から作る一人分の分量はシェラカップ(300cc)にぴったり!! アメリカでは風邪をひいた時にも定番の「エッグノッグ」。温まりますよ!
グリューワイン
こちらはドイツの大人のお楽しみ。日本でも「ホットワイン」として浸透してきました。温めたワインにスパイスやシロップを加えていただきます。ドイツではクリスマスマーケットの主役的存在なので、ボトルのラベルも雰囲気のあるクリスマスらしいものが多いですね。
お召し上がり方としては、普通の赤ワインからご自分で作る方法と、最初から「グリューワイン」として売られているものを温めて飲む方法。そして、ティーバックのようなスパイスバックを使う方法があります。
ご自分で作りたいときは「シナモン」「スターアニス」「ナツメグ」「クローブ」などのスパイスや「グラニュー糖」「ハチミツ」「レモン」「オレンジピール」などをお好みに合わせて。みんなで焚き火を囲みながら、味や配合を比べっこしてみると楽しいと思います。
ホットな聖夜をお迎えください
クリスマスキャンプで楽しみたい、ホットなドリンク3点をご紹介しました。輸入食材屋さんじゃないと手に入らないと思っていたあの飲み物も、意外に簡単にできてしまうので、ぜひアウトドアでお試しいただければと思います。
いよいよ聖夜が近づいてまいりました。今年のカレンダーは、キャンプ場でクリスマスをするのになかなか良い巡りになっていますね。いろいろなことがあった今年一年でした。焚き火にあたりながら温かい飲み物でも飲んで、2021年のサイレントナイトをしめやかにお過ごしください。