ランタンもこだわりアイテムです!
キャンプの夜を彩るランタン。ベテランさんになればなるほど、こだわりの出るアイテムの一つです。だけど「女子キャンパー入門」がおすすめするのは「LEDランタン」一択!!
「ただの明かり」であるランタンも、その種類となるとさまざまです。大別して4種類。簡単な呼び名で並べると「石油ランタン」と「ガス缶ランタン」、「LEDランタン」と「火を灯すランタン」になります。
石油ランタン
まずは最難関。「石油」と大きくまとめていますが、同じような液体でも「灯油」と「ホワイトガソリン」に二分されます。そのうちの「灯油」の方は「白灯油」とか「ケロシン」などとも呼ばれるので紛らわし〜。
間違った燃料を入れると大変なことになりますし、運搬にも気を使い、「ポンピング」「プレヒート」と難しい作業もあり、メンテナンスも必須……。光量が強く、寒冷地でも長時間安定、何より格好良いのですが、初心者は避けましょう。
ガス缶ランタン
一般には「ガスランタン」と呼ばれ、石油と比べれば扱いは少しラクになるのですが、ガス缶が2種類(CB缶とOD缶)あったり、「マントル」という消耗品があったり、寒いと点灯しなかったり……中級者になるまで導入は待ちましょう。
LEDランタン
昔は「電池式の豆電球ランタン」しかなかったのですが、今は「リチウムイオンバッテリーのLED」にとって代わりました。その進化はすさまじく、軽量、高光度、短時間充電なのに長時間点灯とビギナーには良いことづくし!
あとは明るさと、好みのスタイルで、複数台を使い分けると良いでしょう(充電切れ対策のため)。サイト全体を照らすメインランタンは「1000ルーメン(光量の単位)」ほどの明るさが欲しいところですが、それも好みで良いと思います。可愛いものもたくさんありますよ〜。
火を灯すランタン
最後はオマケとして「キャンドルランタン」と「アルコールランタン(オイルランプ)」の2つ。日常的なロウソクや、理科の実験でおなじみのアルコールランプに、おしゃれなグローブ(ホヤ)が付いただけのものですから、ビギナーさんにもオススメできます。
安価なものが多いですし、アクセサリー感覚で購入してもOK。炎の揺らめきが良いテーブルアクセントになります。燃料や火の扱いには注意してね。
ランタンはカンタンが一番!
そもそも「代用品で済まそう(第3回)」というコンセプトで始まった「女子キャンプ入門」でしたが、ランタンは必須アイテムの中で唯一、家庭用品での代用が効かないものに挙げられていました。このアイテムが揃うとキャンパー気分がぐっと盛り上がりますね!
逆に日常生活の中にランタンを取り入れるのも、雰囲気あって良いものですよ。停電時にも役に立ちますし。そういう意味でもLEDランタンはお手軽です。「難しいランタンを買うな!」ということではありませんが、日常で「ポンピング」はやってられませんからね。