痛メスティン? いか飯ティン?
昨年、「なちゅガール開発部」がリリースしたヘンテコギア「痛メスティン」。覚えていらっしゃるでしょうか? 昔懐かしのアルミのお弁当箱に、ハンドルを付けてメスティンにしてしまおう! という何の役にも立たない発明でした。
あちらは「外どうぐ」カテゴリーの記事でしたが、今回は「外ごはん」カテゴリー、つまりレシピ記事です。名前が「いか飯ティン」……と似てはいますが、似て非なるものです。
「いか飯」への不満!
北海道は森駅の「いか飯」は、説明するまでもなく有名ですよね。最近は娘さんが三代目の社長に就任されて話題になりました。こんなお菓子まで出ています! 「駅弁フェア」などで見かけるとついつい買いたくなっちゃうんですが、売り切れちゃってることも多いんです。
そんな美味しい「いか飯」ですが、不満は2つ。ひとつは「量が少ない!」こと。中にはもち米がぎっしり詰まっているのですが、お腹いっぱいにはならない。ふたつめは「白飯が欲しくなる!」こと。これをおかずにしてご飯を食べたいんですよね。
材料&作り方
そこで登場するのが、キャンパーお馴染みの「メスティン」です。「茹でる」「炒める」「揚げる」から「蒸す」にまで使われる万能調理器。ご飯を炊く時にもよく使われますが、その時に「いか飯」をゴロン! と入れちゃえば一挙両得、一石二鳥でしょう!
材料はご覧のとおり。「いか飯」の他に必要なのはお米だけ。他にお好みに合わせて「大葉」「分葱」「ごま」「刻み生姜」などがあっても良いと思います。欲しいのは「白飯」ですので、ご飯に味付けはしませんが、具を足して炊き込みご飯にしても良いですね。
研いだお米は1時間ほど水に浸しておくのがメスティン炊飯のコツ。そこに「いか飯」と「他の具材」を入れるだけ! 今回は1.5リットルのメスティンを使いましたので、お米1合、水180ccで炊き上げます。
熱源は「ガス」にしても「焚き火」にしても良いのですが、キャンパーの皆さんは「固形燃料」がメスティン炊飯にちょうど良いのをご存知だと思います。Be-palの付録だった「笑’sミニ焚き火台」で炊飯開始!
炊く時間の方は、だいたい固形燃料が燃え尽きるまで。タオルや保温袋の中で20分ほど蒸らして出来上がり!
手軽さがソロキャン向け!
さて肝心のお味の方ですが、う〜ん……想像以上でも以下でもないような、思った通りの出来上がりでした。イカの味がもうちょっと周囲のご飯に滲み出るかな〜とも思っていたのですが、あまり影響ありませんでした。期待通りの「ごはん」と「おかず」って感じです。
「なちゅガール」としては特に目新しい発見もないお味だったのですが、「キャンプ」という視点から考えるとこのお手軽さは及第点。今回使用した「真空パッケージのいか飯」は大抵のスーパーで売っているし、日持ちもします。
荷物に入れておいて、いつもの炊飯に加えるだけで「キャンプ飯」っぽくなるのはポイント高いかも! ソロの「おやじキャンプ飯」には雰囲気的にもマッチするんじゃないかなぁ……。本サイトは「なちゅガール」なんですけどねっ。