「実践編」に入ります!
長々と続いてました道具・ギアについてのお話もここで一区切りをつけたいと思います。第3回で取り上げた「最低限必要なもの」はこれで網羅できたはずです。それ以外の道具は今から始まる「実践編」の後にまた紹介していきます。
ではいよいよ「キャンプに行ってみよう!」……と言いたいのですが、その前に「キャンプの準備」をいたしましょう。あるいは「心の準備」と言いましょうか。あくまでも初心者、しかも「女子キャンプ入門」なのですから念には念を入れて……。
とはいってもそこは「なちゅガール」ですから、その準備自体も楽しんじゃいたいと思います! 今回ご紹介するのは、キャンプ気分が味わえる「ぷちキャンプ」体験になります! 本格的なキャンプを始める前に、良い準備体操になりますよ!
アウトドア カフェ&レストラン
まずは一番手軽にキャンプを体験できる施設からご提案します。それはキャンプ料理をサーブしてくれるレストランです。昨今のブームのおかげで都会では(たまに地方でも)、キャンプをテーマとしたお店が見つかるようになりました。
ダッチオーブンなどを使った本格キャンプ料理が味わえたり、テーブルや椅子がキャンプギアだったり……レシピの参考にもなりますし、ギアもお試しできます。ためになるアドバイスを聞くこともできます。
近くにそういったお店がない人は、BBQ施設に行ってみるのも良いかも。火起こしが意外と大変なことも実感できますし、「焚き火でお肉を焦がしちゃう」なんて初心者ミスも避けられます(筆者は初めてのキャンプでやらかしました)。
デイキャンプに行ってみよう!
「デイキャンプ」とまで行かなくても、ピクニックレベルの行楽に出かけてみましょう。お弁当とレジャーシートだけでも良いしですし、買ったギアがあるならば、チェアやテーブルなどを持って行ったらどうでしょう。
場所はキャンプ場を予約しても(料金は宿泊キャンプの半額くらいになります)良いですし、許可されている場所ならば大きな公園や河原、ビーチなどでもOK。テントやタープを張る練習や、ちょっとしたお料理を作ってみるのもお勉強になります。
グランピングを楽しもう!
「グランピング」この言葉もすっかり定着しましたね。グラマラス(豪華・華麗)なキャンピング……逆に語源の方を忘れそうです。別に「豪華」にする必要はありませんが、設備の整った所で、お試しキャンプをしてみるのもまた一案です。
本当に豪華なところになるとシェフがついて、コース料理まで作ってくれちゃったりしますが、食材を用意しておいてくれるだけでも大変助かります。ギアを持たずに手ぶらキャンプができるだけでもありがたいですね。
それ以上に夜の管理がしっかりしているのが、女子にとっては何よりもの安心。キャンプで眠れるかどうかは、この趣味を楽しめるかどうかの分水嶺となるので、コテージ泊やテント泊などで慣れておきましょう。
「ぷちキャン」のススメ
このようなちょっとした、手軽なキャンプ体験を「なちゅガール」では昔から「ぷちキャン」と呼んでいます。編集長の森風美が、学生時代に準グランプリを頂いた「2018年 第14回 出版甲子園」でも、テーマに選んだのがこの「ぷちキャン」でした。(詳しくはリンク先をご覧ください)
1冊の本にしようと思うぐらい「ぷちキャン」の世界もなかなかに奥深いものがあります。以前ご紹介した「チェアリング」などもそのひとつ。すでにベテランとなっているキャンパーさんも、試してみたら再発見があるかも!? ご友人を沼に引きずり込みたい時にも役に立ちますよ!