タノシメル武骨アイテム?
「おやじキャンプ飯」のエンディングシーンでも使われていて、知名度の高いアイテム。TRIPATH PRODUCTSさんの『グルグルファイヤー』……一目惚れです!! 購入したのは3年前なのですが、好きすぎるのでSELECTIONとしてご紹介します。
TRIPATH PRODUCTSさんは北の大地、北海道で企業向けの板金加工を主に手がけている会社です。企業モットーは「タノシメタル」……まさに「楽しい」「金属(メタル)」製品をアウトドア向けにもプロデュースしてくれています!!
開封から組み立て
購入時は水色の「コーテック気化性防錆フィルム」という袋に入ってます。アイアンキャストの製品同様、錆びを避けるために使用後はこの袋に収納するそうです。念のため、オリーブオイルとガストーチ(バーナー)でスキレットのようにシーズニングしておきました。
フィールドで組み立ててみます。取り扱い説明書には軍手をはめて組み立てるように指示されています。写真は蓋に脚をつけているところですが、これは「薪置き台」として活用できます。こーゆー無駄のないギミックって素晴らしい!
お次は本体。複雑そうに見えますが意外とカンタン。初めての時は説明書で手順を確認してください。慣れれば説明書もいらなくなってしまいました。一番外側のパーツから組み立てていくイメージが残っていれば、多少順序が違ってもなんとかなります。
完成はこんな感じ。う〜ん……格っちょ良い!! 所要時間も5分足らず。慣れれば2〜3分で組み立てられるかな? 「りんちゃんの焚き火袋」の後ろに隠れちゃっていますが、「薪置き台」の方は井形に薪を飾りました!
焚き火&調理
実際に火を入れてみると、形状の格好よさだけでなく、その優れた構造を実感できます。下半分が器状になって塞がっている一般的な焚き火台とは違い、四方八方から空気を取り込めるので燃焼効果がバツグン! 薪を横に積み重ねるのではなく、縦に焚べるので、炎も縦に立ち上ります。
また、ドラム缶型のファイヤーストーブのように側面が塞がってしまうこともないので、炎のゆらめきをあらゆる角度から眺めることができます。輻射熱が縦に伸びる幅から広がるので、寒いこの季節の焚き火にはありがたい。真に焚き火を愛する「焚き火LOVER」のための焚き火台ですね。
もちろん上に伸びた鹿のツノは、器具を吊るして調理可能。ご覧の通り、重いダッチオーブンでもイケますし、カパーケトルなんかを掛けたら、気分はもう開拓時代。非常に絵になります。
別売りで「グルグルファイヤー専用の鉄板」もリリースされているのですが、適当なロストル(網)を渡しても焚き火調理ができます。また水平に輪が重なるスケルトン構造になっていますので、炎が小さくなってきたら、その高さに合わせてロストルを置く段も調節。熾火になってもじわじわ焼けます!!
難点としては、Amazonや楽天で気軽に購入することができないこと。セレクトショップ系のおしゃれなアウトドア屋さんでは、たまに見かけることもありますが、公式オンラインショップから直接買われるのが一番早いと思います。
TRIPATH PRODUCTS : https://products.tripath.co.jp/