冒頭から謝罪です

前回で防犯対策もしっかりして「おやすみなさ〜い」と床に就きたかったのですが、ひとつ忘れていました。キャンプ場での「お風呂」&「歯磨き」問題です。す〜っかり忘れていました。ごめんなさい。

慣れている人にとっては何てことありませんが、初心者さんはやっぱり戸惑うことが多いかもしれませんね。わが編集長なんて正直、「1泊ぐらいお風呂入んなくたって良い!」ってクチなんですが、大事をとって1章割いてみることにしました。
お風呂のあるキャンプ場を選ぶ!!
しっかりとしたお風呂施設のあるキャンプ場を選ぶ……これですべて解決です。初期の頃にお伝えしましたが、初めてのキャンプでは、近場で行きやすい高規格なキャンプ場を選ぶのが無難です。ついでに入浴施設も確保しましょう。

お風呂の設備さえあれば、歯磨きもできる洗面もついているものです。ドライヤーが使える(備え付けられている)脱衣場もある場合が多いですから、メイクの問題まで一気に解決します。
キャンプ場でのシャワー
シャワーだけなら、設備のあるキャンプ場はグッと増えます。日本人なら「湯船にゆっくり浸かりたい」気持ちもありますが、就寝前に浴びると意外とスッキリするものです。

ネックとなるのは「コイン式シャワー」が多いということ。「100円で2分間」とか「200円で5分間」などが多いかな? 初めての時にはやっぱり戸惑いますが、慣れてくると、効率的な浴び方も編み出せます!
① 最初の100円で頭をシャンプー。しっかり洗ってすすぎます
② 次にリンスorコンディショナーの塗布まではその100円で済ませる
③ 途中で100円分のお湯が切れてしまってもアセらない
④ 止まった後の空白の時間でリンスを揉み込み
⑤ また空白の間にボディシャンプーで体も洗う
⑥ タオルの端でしっかり指先を拭いて、次の100円玉を投入
⑦ 体の泡を洗い流して、ゆっくり洗顔
⑧ 最後にリンスorコンディショナーを洗い流して終了

夏場はもちろんのこと、寒〜い冬場でも、この4〜6分間で体もけっこう温まるものです。欧米人は毎日これだったりしますからね。熱めのお湯なら、芯までポカポカになりますよ!!
お風呂に入らない!!

問題は髪の毛ですね。女子にはつきものの「ドライヤーで髪を乾かさなくてはならない」問題。コンセントが屋外の共同炊事場にしかない場合もありますから、冬はせっかく温まった体も冷えてしまいます。
こうなってくると、編集長、森風美の出番でしょうか? 「ひと晩くらいお風呂なしでいいやっ」スピリッツです!「えーっ!?」って非難も聞こえてきそうですが、慣れてくると案外いけちゃったりもします。

もちろん「メイク落としシート」や「汗拭きシート」などを活用するのが大前提ですし、「ドライシャンプー」も現在はさまざまなタイプが店頭に揃っています。いろいろ試しながら、ご自分に合うものを探していきましょう。
歯磨き&洗顔
歯磨きは「ただ磨いて口をすすいで終わりでしょう?」で済む話のようですが、専用の洗面所のないキャンプ場では、どこで、どうやって磨くかで、イチバン意見が分かれる問題だったりします。

「炊事場は嫌」「トイレの中で磨く」「テントの中で磨いて、あとで口をすすぎに行く」「雄大な星空を見上げて磨くのが好き」など、清潔さや人の目が気になる人もいれば、何も気にならない人もいるようです。
洗顔後のスッピンも気にならない人もいれば、わざわざ早朝の、皆が起き出す前にお化粧を済ませたい人もいます。個人差も好みもありますから、回数を重ねるごとに自分の流儀を編み出していきましょう。

後始末もしっかりと

キャンプ場はあくまで公共の場ですから、使った後は元通り戻すように心掛けましょう。シャワー室に落ちている髪の毛や、流し台に吐き捨ててある歯磨き粉で、気分を害する人は必ずいます。
焚き火や日焼けで、お肌に負担をかけることも多いキャンプ。しっかりケアして、快適な睡眠とスッキリとした目覚めを迎えられますように……。初めてテントで眠る最初の夜は、忘れられないものになりますよ。


