編集長、自ら監修
「秋来ぬ」と目にはさやかに見えませんが、美味しいものが増えて、お腹の虫が鳴き出す声が聞こえてくると、秋が深まって来たのを感じます。この季節は食べても、食べてもお腹が空いて……困っちゃってる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方に……という訳ではありませんが、今回の「外ごはん」レシピは、我々アウトドア女子が「別腹!!」と訴えて久しいスイーツです。しかも洋菓子の老舗、「ヨックモック」さんのお菓子をアウトドアに持ち出した、編集長、森風美の創作レシピとなります!
サブレを使ったスモア
まずはキャンプの定番「スモア」から。英語で書くと「s’more」……「もっとちょうだい!(Some more!)」という決まり文句を省略したもので、ガールスカウトが発祥とされますから、まさに「なちゅガール」にうってつけ!!
① 作り方は今さら説明するまでもないかもしれませんが、マシュマロを串に刺して、焚き火などの炎で炙ります。表面に焦げ色がついて「トロ〜り」としてきたら焼き上がり! 炎が移って燃え上がらないように注意してね。
② サブレで挟みます。「ヨックモック」のこの秋の限定品『サブレ・マロン(栗の味)』や『サブレ・パタト・ドゥース(さつま芋の味)』で挟めば、季節感もUP! まさに「秋味スイーツ」の出来上がりです。
ベリー&マシュマロソースにシガールをディップ
続きましては「ヨックモック」の代名詞、みんな大好き『シガール』を贅沢に召し上がるレシピです。ラングドシャー生地をロールした『シガール』は、日本人に50年以上愛され続けている定番商品です。
① スーパーやコンビニで売っている「冷凍ベリー」をスキレットで炒めます。季節が合えば、生の果実を使っても良いですね(秋は難しいかな?)。
② その上にマシュマロを敷き詰めると、1分ほどでトロ〜りと蕩け始めます。適度にベリーと絡めたら出来上がり。『シガール』をディップして、お召し上がりください!
焼きバナナサブレ
こちらもキャンプならでは! 焚き火や炭火の炎で軽〜く焼くだけで出来上がります。見た目も可愛らしく、お子さまとご一緒に作ってみるのにも最適。楽しいキャンプ時間をお過ごしいただけると思います。
① バナナを平置きし、上面の皮を写真のように剥(む)きます。手に持って剥いてしまうと、焼き網の上で安定しなくなる可能性もあるので、注意してね。バナナ本体には1cm幅に切れ込みを入れて、チョコレートとサブレを埋め込みます。
② 軽くアルミホイルでカバーをして、弱火で焼き上げてください。『サブレ・マロン』と『サブレ・パタト・ドゥース』と……交互に味が楽しめる、味変スイーツの出来上がりです!
焼きスイーツ焚き火パフェ
最後は『シガール』を「薪」に見立てた編集部イチオシレシピです。というのも元になっているのが、「外ごはん」レシピ第一号だった「焼きフルーツパフェ」だからです。これは美味しいですよ〜!!
焼いたフルーツは(苦手な方もいらっしゃいますが)お腹に優しく、甘みも増します。キャンプでは、焚き火も炭火も使えるので、非日常的な特別感もUP! ぷちゴージャスな、モーニングのメニューとしても最適です。
フルーツを丸ごと焼く豪快さがウリだった「焼きフルーツパフェ」に比べると、こちらは小ぢんまりと上品に仕上がっております。おかげで、薪のように組んだ『シガール』が隠れることなく、可愛らしさが増すのです。
① リンゴやブドウ、バナナなどのフルーツを焼きます。スキレットの上でも、直火の網の上でもOK。焼きあがったら、ひと口大にカットします。
② 『シガール』を井桁型に組み、盛り付けていきます。お好みでアイスクリーム、シナモンシュガー、メイプルシロップなどをトッピングしてもGood!
手が込んでいるように見えますが……
いかがでしたでしょうか? 今回は編集長、森風美が気合いを入れて調理、撮影しておりますので、写真からはちょっと難しそうに思われてしまうかもしれません。でもそれぞれの作り方を読んでみると、どれも手間はかかっていませんね。
労力少なく、見た目ゴージャス。キャンプでお友だちにふるまうにしても、喜ばれそう。お料理の合間や、おしゃべりしながら、チャチャッと出来ちゃうコスパの良いデザートになります。
それにキャンプ場に着いての設営後、「ほっと一息」を入れるのにもちょうど良いお茶受けにもなるでしょう。キャンプ場の景色と、完成したサイトをあらためて眺めながら、優雅なアフタヌーンティーのひと時をお過ごしください。