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入 門
女子キャンプ入門*44
『(初心者用の)ナイフと包丁』

なちゅガール苦手記事です

だって、女の子のためのアウトドアWEBメディアですもの。そんな野蛮な……サバイバルナイフとか、マチェットとか、ハチェットとか、包丁とか……。はしたなくって、ご紹介なんてできませんわ!

ちょっと待って、「包丁」はお母さんも使いますよ!

そうですね。思い出して見れば「外どうぐ」の記念すべき第1号記事も、包丁……というかナイフでした。シース(鞘)が可愛くってご紹介した「RAPALAのフィッシュナイフ」でした。

ということで、男性キャンパーさんが凝るほどの専門的なお話はできませんが、ビギナーの女の子になら役に立つであろう、ナイフ・包丁にまつわる知識を伝授していきましょう!!




まずは用途から!

キャンプシーンで使うとなると、大きく2つに分かれると思います。「食材を切るため」と「木(薪)を切る(削る)ため」の2つです。ナイフや包丁もその用途によって使い分けることになりますが、両方に併用できるものもあります。

一般的な見分け方は、刃の薄いものが食材用、厚いものが木材用とされますが、昔からのキャンパーの定番、フランスの「OPINEL(オピネル)」の折りたたみナイフは、両方に使っている人がなちゅガールメンバーにも多いです。

写真は編集長の父親の(手入れをしていない)30年もの

*薪、木材用
はっきり言って、ナイフはアクセサリーだと思っています。ぶっちゃけ「格好付け用」の飾りだと。でも、だからこそその分、こだわりを持って愛着の湧く一本を選びたいですね。

ブッシュクラフトの達人になると、枝を尖らせてペグにしたり、木を削ってポールにしたりする人もいらっしゃいます。いっぽう初心者が挑戦するとすれば、まずは焚き木にナイフを活用するところから始まると思います。

木目に刃を立てて、ナイフの背を叩きながら薪を裂いたり(バトニング)。表面を少しずつ削って毛羽立たせ、火を点けやすくしたり(フェザースティク)。どちらも実用度というよりは、趣味度の高い儀式のようなものになりますが。

*食材用
食材は家で事前にカットして袋で持っていく人も多く、そもそもソロキャンプなら切るものが自体少なかったりして、薪用のナイフを流用できます。新しい包丁をキャンプ用に購入する必要はないかもしれません。

おウチの包丁をケースに入れて持っていくだけでも十分!

それでも小さな万能ナイフなら荷物にならなくてGood! 「VICTORINOX(ビクトリノックス) 」のペティナイフは、これまた使っている人が多いのですが、野菜も果物もお肉もこれ一本でイケちゃいます。




オススメ入門用ナイフ

それ以外の「間違いない」セレクションをご紹介します!

*モーラナイフ(MORAKNIV)
これも定番! スウェーデンで130年以上の長い歴史を持つそうです。お手頃な値段で、ラインナップも豊富。メンバーで使っている人も多いし、なんといってもスウェーデン王室御用達!!


サイズ的にも、刃渡り的にも、ビギナーには扱いやすく、持ち手のラバーグリップも滑りにくい。入門用にぴったりなので、これでナイフの扱いに慣れた後、自分に合う上級モデルに移行するのも良いかも。

*ブッシュクラフトナイフ(OLFA WORKS)
刃をポキポキ折るカッターでお馴染みの「オルファ(折る刃)カッター」発。替え刃ナイフのアウトドアバージョンです。バトニングというよりは、フェザースティクなどの細かい作業で扱いやすい!


使用済みの缶に穴も開けられますよ!

劣化したら刃を変えれば済み、メンテナンス簡単。もちろん研ぐこともできます。編集長の森風美が強力プッシュする、まさに女子キャンパー向けナイフ。姉妹版で、同様に替え刃式のフィールドノコギリもリリースされています。

*マナイタセット(snow peak)
キャンプでも、ある程度ちゃんとお料理したいなら、やっぱり包丁が欲しくなりますよね。あとまな板も! Snow Peakがプロデュースしたこちらのセットは、発売と同時にキャンパーからの絶大な支持を集めました。


パカっと開くと、ぴったり包丁が収納され、しかもマグネットで固定されるまな板は、細部に渡ってsnow peakの工夫が施されています。サイズは「M」と「L」の2つで展開されていますが、どちらか選べ! ……と言われたら「L」かな〜。




取り扱いの注意!

言うまでもありませんが、刃物ですからケガには気を付けてくださいね。新しいナイフの場合は、その使用感に慣れるまで、大胆に薪を割ったり、削ったりするのは控えましょう。手を「グサッ」とやっちゃったって話はよく耳にします!

いや、ほんとうに、もう、よく聞きます!!

また、最初はステンレス製の刃からエントリーするのがオススメです。錆びにくく、切れ味も落ちにくく、手軽に使うことができます。鉄(カーボンスチール)製は研ぎやすいのですが、小まめなお手入れが必要になります。

ナイフについては編集部もまだまだなので、修行を重ねて、ランボーの様な刃渡り30cmのサバイバルナイフが振り回せるようになるまで頑張ります(ウソです)。バタフライナイフはだいぶ上達しました(ホントです)。



natsuさんが「モーラナイフ道」を極める動画です!













Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。