終了宣言!?

長々とお送りしております「女子キャンプ入門」ですが、近々、最終回を迎える予定です。キリの良い数字で……と考えて全50回で幕を引こうと思っています。あと5回ですね。最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!

ビギナーの方の初めてのキャンプを想定して、デビューに必要な道具をひとつずつ検証してまいりましたが、服装……ウェアにつきましては何でもアリだと思います。ハッキリ言って普段着ているようなものでもOK!!

ひと昔前は、ロングなスカートを履いてキャンプをしていると、ちょこちょことご指摘が入ったものです。SNS上で、知らない人から。「キャンプを舐めてる」とか「焚き火であぶない」とか……。

でも、これだけ女子キャンプが普及してくると、ほとんど聞かれなくなりましたね。おかげさまで。アウトドアブランド自体が、ロングなラインナップをリリースしてくれているぐらいですから。

おおざっぱな指南

それでもハイヒールにカクテルドレスでキャンプに行く人はいません。常識的なことしか言えませんが、ウェア選びのだいたいの方向性、留意点を大雑把にまとめてみますと……。

＊動きやすい
＊汚れてもOK
＊レインウェアも用意
＊重ね着で温度調節
＊肌の露出を避ける

解説も大雑把にしておきますと、キツめのジーンズなどはNG。しゃがんでる時間が長いと鬱血します。キャンプシーンを想定して、煙くさくなることも、火の粉が飛ぶことも覚悟しておきましょう。

またキャンプでは、動き回っていると暑くなり、標高や天候で寒くなることも。脱いだり着たりの重ね着で調節しましょう。薄くても防水加工のアウターがあると、雨天時の撤収作業でも重宝します。

そして日焼け対策と虫対策のためにも、長ソデ、長ズボンは必須。何度も言ってきましたが、初めてのキャンプはただでさえ疲れます。日焼けだけでも疲労は溜まりますし、虫に悩まされては楽しめません!

キャンプならではのアイテム

話を戻しますが、以上のような常識的な要素さえ押さえておけば、普段着のコーディネートでもぜんぜんOK! キャンプのための新調は必要ありません。でも、そこはそれ、餅は餅屋。アウトドアブランドならではのアイテムもあったりします。

＊インナーダウン
先ほど重ね着を推奨したばかりですが、その時に本領を発揮するのがインナーダウン! 「冬キャンプを暖かく③」の記事でその詳細を書いていますが、イザと言う時には肌に直に着てでも体温を守りましょう。

様々なブランドからリリースされていますが、キャンパーなら800FP(フィルパワー)以上の高性能モデルが欲しいところ。コンプレッションバッグでコンパクトにまとまりますので、ひとつ持っておいて損はありません!

＊ポケットが多い!!
……と来たらワークマンです! ポケットの数には命賭けてるってほどの執念を感じます。中でも昨年「なちゅガール」メンバーの中でもブームが沸き起こった「ガーデニングサロペット」は秀逸!!

ポケットの多さでは男性の間で「釣りベスト」も流行ったりしましたが、今はちょっと下火になってきたかな〜。どちらも便利なのですが、どのポケットに何を入れたのか分からなくなっちゃうのが、唯一の難点!

＊難燃素材
説明するまでもなく、焚き火キャンパーならではのアイテム。ダウンジャケットのナイロンやポリエステルは、火の粉でポカっと穴が開いちゃったりしますからね。その上に羽織る焚き火ポンチョなどでガードしましょう。

皮やウール(羊毛)も火の粉には強いとされていますが、テントやタープと同じで、TC(テクニカルコットン)素材で作られているものが多いかな。重くなっちゃうのが難点だけど、最近は可愛いデザインが増えましたね〜。

＊クレイジーカラー
最後は見た目の話になりますが、キャンプって地味な柄が多い一方で、ド派手なカラーリングも結構多いんですよね。地味なアースカラーはキャンプ場で自然に溶けむように……。派手なカラーは遭難時に目立つように……。

もちろん一概には言えませんが、キャンパーが「地味」を好み、本格登山家が「派手」を選ぶって面白いですね。「CHUMS」を筆頭に各社から出ているクレイジーカラーですが、タウンユースでは着こなし難いので、キャンプを機に検討してみては?

コレクションもご参考に……

う〜ん。本当はミリタリールックとか、ガーリースタイルなど……もっとファッション誌寄りでお届けするべきだったかもしれません。そもそも「なちゅガール」は、女性向けのアウトドアサイトですからね!

でもこれまでも、シーズンごとにメンバーの「サマーコレクション」や「ウィンターコレクション」をお送りしてきました。そちらをご覧になっていただければ、編集部のセレクションよりずっと参考になるでしょう。

今をときめくインフルエンサーたちの集う「なちゅガール」! これからも最先端のモードを発信し、日々進化するアウトドア業界をリードしていくことでしょう!! 請う、ご期待(墓穴を掘ってるだけなような……)!!