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入 門
女子キャンプ入門*49
『救急と体調管理』

本編はこれで最後です!

長らく続けてまいりました「女子キャンプ入門」も終わりが見えてきましたので、最後に大切な項目を持ってきました。あまりキャンプの入門書では扱われることのないキャンプ中のケガや病気。その予防と対策を考えていこうと思います。

次回の第50回で最終回を迎える予定で〜す(ちょっと寂しい)

もちろんキャンプといえども、病気やケガの対応は普段の生活と変わりませんし、普通の旅行時とも変わりません。普通に生活していても、観光地を巡っていても、具合が悪くなる時はなりますし、ケガをする時はします。

そんな時はお薬を飲んだり、病院に行ったり、場合によっては救急車を呼んでください。こちらでは、キャンプで経験しがちな体調不良やケガについてを、具体的な3つの状況からお話してまいります。




キャンプ中の体調管理

キャンプ中に体調を崩しやすい一番の原因は、何と言っても寝不足によるものでしょう。慣れてしまえばなんともなくなっちゃうのですが、始めて間もない初心者の頃はこれに苦労する人が多いと思われます。

キャンプ嫌いになっちゃうこともあります

まずテントに慣れない。マットやコットなどの寝具が快適ではない。明け方が暑いor寒い……その原因はさまざまあります。いつもはまだ寝ている時間に日が昇り、キャンプ場が騒がしくなる。こんな事も最初のうちは予想できません。

筆者自身も寝違えたりすることが多いですが、首筋が痛い、頭痛が始まったなどの愁訴を耳にすることもよくあります。頭痛の薬、お腹の薬など、普段から飲み慣れたものを必ず持参しましょう。

食べ過ぎや飲みすぎもついやっちゃいがちです!

そう、暴飲・暴食も慎んだ方が良いですし、この入門でもさんざん触れてきましたが、体力温存も心がけましょう。綺麗な景色、大自然を前にテンションが上がりがちですが、1日中外にいたり、日に当たっているだけで体力は消耗されます。

それと極度に暑い時や寒い時には、さらに特別な注意が必要になります。なちゅガールでもそのシーズンになると「キャンプの熱中症対策」と「冬キャンプの危険」の記事で注意勧告させて頂いてます。

初心者のうちは無理な計画はお慎みください!



キャンプ中のケガ

筆者の知り合いには、薪割りの斧でザックリと手をやってしまったのに、翌日までしっかりキャンプを敢行してから病院に行って、お医者さんにひどく叱られたという猛者がいます。何針も縫うケガでした。

キャンプ中は刃物や火を扱うことが多く、特に注意がひつようになります。初心者のうちは道具が揃ってなかったりもしますが、最低限、軍手……できれば革手袋は必携です。すんでのところで「ヒヤリ」とした経験は何度もあります。

いま革手袋してなかったらヤバかった! というような経験です

さらに注意なのが、いざケガや火傷をしてしまった時、管理人さんが常駐していないキャンプ場、病院が近くにないキャンプ場、電波の入らないキャンプ場が結構多いということです。

これまでも何度か申し上げてきましたが、最初のうちは近場の、環境の整った、高規格なキャンプ場やグランピングから始めた方が安心です。救急セットにはバンドエイドの他に、テーピングを入れておくと、色々な応急処置に活用できます。




虫刺され

蚊に数カ所刺されるくらいならまだマシ。大自然には、藪の中や水辺などに、よく分からない虫もいます。当「女子キャンプ入門」では、初期の頃に特集して記事にしました。虫別の解説もありますので、是非お読みください。

ただ概して、手遅れになることも多いんですよね。痒くなって気付いた時には、何の虫に刺されたのかは分かりませんから。しかも蚊は刺されたすぐ後から痒くなり始めますが、ヌカカなどは最初は大したことないんですよね。

後からモーレツに痒くなってきます!

そうなると既にポイズンリムーバーも手遅れ。ムヒなどの普通の塗り薬で、数ヶ月経っても痒みが治らないこともありますから、ひどくなる前にお医者さんに行くようにしましょう。

市販のお薬の中では「フルコートf」がよく効きますが、割高な上に量も少ない! お医者さんなら、塗り薬だけでなく飲み薬も処方してくれて、保険適用になれば格安です。自分で治すより、回復もずっと早いですよ。




次第に快適に……

その他にも転倒して足を挫いたり、食べ物でお腹を壊したりも予想できますが、キリがないのでここら辺で……。一番大切なのは、あなたが楽しく安全にキャンプを始められるようになることです。

トラブルが原因でキャンプ嫌いにならないように……

要領がつかめてくれば、テントでの夜もぐっすり眠れるようになりますし、昼間の設営時も力の抜きどころが分かってきます。キャンプは回数を重ねれば重ねるほど、快適になっていくレジャーです。

また、より安全で便利に、ギアを工夫して揃えていくのもキャンプの愉しみのひとつです。情報を集めて詳しくなれば、自然とキャンプで起きた事故の事例などにも詳しくなりますから、楽しくキャンプ道を極めていきましょう!











Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。