半年ぶりの復活!!
皆さん、お久しぶりです。「女子キャンプ入門」あらため「女子キャンプ講座」です。女の子に限らず誰でも簡単に、分かりやすくキャンプが始められるように、「なちゅガール」発足当時から続けてきたシリーズ連載になります。
そう、全50回の連載でキャンプのノウハウは一通り説明し終えたので、半年ほど前の最終回で、今後は「連載は不定期に続けていきたいと思っています。『入門』から『講座』へと内容もステップアップして……」と宣言していたのです。……が!!
すーっかり忘れてました! 存在自体を。本当にきれいさっぱりと……。「なちゅガール」ではよくあること、よくあること……ではいけませんね。読者の皆さん、申し訳ありませんでした。
上級者のキャンプ
さて、キャンプを始めて1〜2年。行った回数も10泊〜20泊を超えてきたあたりで「初級者から中級者へとステップアップした」と言っても良いでしょうか。キャンプに行く頻度や、キャンプ(ギア)沼へのハマり度合いで、差はあるかもしれませんが。
しかし「お昼寝」……キャンプでお昼寝ができるかどうかは、一つの指標になるかもしれません。初心者の頃は、お昼寝をするまでの余裕なんて持てないものです。ワクワクしちゃったりで、設営に手こずったりで、寝ている暇なんてありません。
しかし、次第に設営も手早くなり、キャンプにも慣れてくると、気持ちにも余裕が出てきます。お昼寝の重要さにも気付かされます。普段より日に当たって疲れていたり、テントでよく眠れなかったりすると、楽しいキャンプに支障が出ることもあります。
お昼寝の効用
そして逆に、キャンプがイヤにならない、嫌いにならないためにも「お昼寝」は重要だと筆者は考えています。「わざわざ不便を味わいに自然の中に行く」のがキャンプの基本だとしても、準備から片付けまで、けっこう大変ですよね。キャンプって。
長距離運転を終えたと思ったら、重い荷物も運びますし、設営や薪割りで筋肉痛になったり……休暇に行っているはずなのに、逆に疲れちゃうこともしばしばあります。特に力の抜きどころが分からない初心者のうちは。
翌日に疲れを残してしまったり、出勤しても仕事にならなかったりしては、キャンプそのものが面倒臭くなっちゃうかも。意識してゆったりと、意図的に休憩を取るように心掛けるぐらいでちょうど良いと思います。
キャンプ自体が休息になるように、行程にお昼寝を組み込む。あるいは早めの撤収で早めに帰宅して、自宅でお昼寝。決して怠惰ではありません。「お昼寝」は前向きで、真面目な取り組みなのです。
お昼寝の道具
お昼寝の道具と言っても、基本的に夜に寝る時の寝具と変わりありません。テントの中で使う「マット」や「コット」、「シュラフ(寝袋)」や「枕」、その他「ブランケット」など……自分が寝やすいアイテムを揃えていれば良いでしょう。
でもせっかくの「キャンプ」、せっかくの「アウトドア」となれば、どうせなら憧れの「ハンモック」でのお昼寝を決め込んでみるのも一興です。先日のこちらの記事も参考になさってください。
他にも「エアソファー」や「リクライニングチェア」など、最近は癒し系お昼寝アイテムも充実しています。Yogibo並みにキャンパーをダメにする逸品を探し出し、お昼寝マスターを目指しましょう!!
お昼寝の極意!!
道具も極めたところで、次はお作法です。お昼寝の極意(ちょっとした注意)を伝授しましょう。これさえ読めばあなたも免許皆伝! マスター・オブ・シエスタ(スペイン語で「お昼寝」の意)も夢ではありません!!
*お昼寝は計画的に!
「ちょっと眠くなったから、ちょっと寝よう」……こんな無計画、自堕落ではいけません。お昼寝への敬意が足りません。キャンプに行くとなったら「今日はこの時間でお昼寝しよう」などと、きちんと計画を立てましょう。
*眠る時間も設定!
気が付いたら夜になってた! ……なんて事態は避けたいものです。近くの人に起こしてもらう時間を伝えたり、アラームを設定したりしてから眠りに就きましょう。気付いたら翌朝だった! ……なんてもっての他です。
*日焼けに注意!
木陰やタープの下……お昼寝は涼しく薄暗いところでしたいものですが、寝始めた時は日陰でも、数時間で太陽の位置は変わります。直射日光の餌食となってしまうことも……。後での後悔につながらないように、UV対策もしっかりと!
*虫にも注意!
蚊だけでなく、ブヨやヌカカも日が傾くと活動が活発になります。寝入りに虫が飛んでいなくても、油断せぬよう。テントや車中泊車の網戸をしっかり閉めたり、スクリーンタープや蚊帳付きのハンモックを活用しましょう。
次回はハンモック泊!?
そう、ハンモック泊にも憧れますよね。中級者を超えて、上級者にまでなれちゃうような気がします。他にも「ブッシュクラフト」や「ミニマムキャンプ」や「雪中キャンプ」……中級から上級へとステップアップするキャンプの仕方もまだまだあります。
いくら「なちゅガール」でも、新生「女子キャンプ講座」としての第一回目のテーマが「お昼寝」では、脱力が過ぎたかもしれません。どうかこれに懲りずに、お読み頂きたいと思います。
ただ、やっぱり大切なのは「どっちが上級か下級か」などと比べることではなく、キャンプそのものを楽しむことだと思います。どんなギアでも良いし、どんな方法でも良い。安全で快適に、そして楽しくキャンプができる方法を模索していきたいと思います!