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コラム
キャンプ場開拓日誌*10
『根っことの戦いのこと』

前回からの続き

「ゼンカイカラノツヅキ」とコテンラジオっぽく続けている当連載ですが、今回は開拓。正確には前々回の「雑草との戦いのこと」からの続きになります。今回も「開拓日誌」らしい「開拓」についての記事です!

さらに正確に言うと「開拓」より「開墾」になります!

開墾……開根……。電動草刈り機で地上の草の部分を刈った後は、当然地中に根が残ります。夏の間はそのせいで、次から次へと草が伸びてきて苦労しました。本当は根を断たなくてはならなかったのです。

ただそこまでは手が回らなくて……。この土地自体を「給電させてもらえませんか?」の撮影や「湘南ジャーナル(このリンクで読めます)」の撮影で使わせてもらっていたので、見えている部分だけを優先して刈り込む必要があったのです。

⬇︎の動画の通り「どんちゃん」もすっかりここに慣れています

秋に入ってようやく草の勢いが衰え、11月になって枯れ草も出始めたので、ここから一気に反撃に入ろうと思います。次の春が来る前に、根っこはすべて退治するつもりです。そうすれば来年の草刈りはもう少し楽になるでしょう。




武器のご紹介

今回の主役はずばりこれ。「開墾鍬(かいこんぐわ)」です。この武器をご紹介したかったのでこの回を書いた……と言っても過言ではありません! 皆さんご存知ですか、開墾鍬? 普通の畑用の鍬(くわ)と似た形状ですが、機能と用途はまったく異なります。

まずヘッドが重い!! 振り上げて、振り下ろすだけで相当な力が必要になります。そして刃は短いけれども、その破壊力がスゴいんです。これまで鍬の入ってなかった荒れ地を、その名の通り切り開いていく力強さがあります。

私の体力では数10分耕しただけでヘトヘトです

よってこの武器を使うのは主に父の仕事なんですが、RPGのジョブシステムのようですね。どのキャラがどの武器を装備できるかが決まっているという……。そして父曰く、この開墾鍬を振り下ろすのは「耕す」という行為ではないらしいです。

父のたまわく「これは斧(おの)の鍬バージョンだ!」なんだそうです。斧は大木を横に切り倒しますが、開墾鍬は縦に、地中の根っこをぶった切るように使うんだそうです。大きな根っことなると、バキーン、バキーンと木片を飛び散らし、粉砕していきます。

父が「柄」を折ってしまったので別のに付け替えてます

父はこれにハマり、休みの日になると早朝から振りまくっています。筋トレにもなって、非常に面白いそうです。非力な私にはとてもとても無理ですが、やってみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

当地にはまだまだたくさんの根っこが埋まってますよ!



敵キャラのご紹介

RPGと言えば、敵キャラも登場しますよね。スライムのような雑魚キャラから、中ボスやラスボスのような大物まで。雑草の根っこにも、素直に抜けてくれるスラリンから、地中で変態を遂げているデスピサロまでいろいろいます。

地域や土地によってその種類も異なるとは思いますが、開拓の参考のためにこの土地の中ボスたちを挙げておきますと……「ススキ」「クズ(葛)」「カラムシ(苧麻)」の3種かな。写真とともにご紹介していきます。

*「ススキ」
みなさんご存知、雑草の代表選手。中秋のお月見の時にはお団子と一緒に飾って風流だったりするのですが、その根っこは手強い!! 束になってギュッっと固くなっているので、開墾鍬で少しずつ切り崩していきます。

ウチでは石垣の上、北半分にびっしりと、そして平地と斜面のあちこちにポツンポツンと点在しているので、50坪近い土地を占領しています。1㎡の根っこをやっつけるのにかかる時間は1〜2時間。この冬まるまるかけても、根絶できないかもしれません。

*「クズ(葛)」

調べるまでは、あの美味しい「葛餅」の原料だとは知りませんでした。ここら辺の空き地にはびっしりと生えています。ウチでは斜面にもっさりと生えています。前々回書いた通りの蔓(つる)植物なので、地上部は草刈り機の回転刄に巻きついて非常にやっかいです。

そして地中部、つまり根っこはさらに厄介なのです。まず蔓を先に切ってしまうと、根っこ本体がどこに埋まっているのか分からなくなります。そして蔓をたよりに掘り進めてみると、こ〜んな奇怪な姿を現します。

粉にして、葛餅にして、食べちゃおうかな……と思ってます

*「カラムシ(苧麻)」

この植物は知らない方も多いのではないないでしょうか? ウチも知りませんでした。調べる前は「アジサイもどき」と呼んでいました。葉っぱがアジサイの葉を薄くしたようなカタチをしています。

その正体はイラクサ科の植物。昔は繊維を取るために全国で耕作されていたそうです。葉っぱは天ぷらやおひたしで食べられるそうです。そして繁殖力が旺盛で、日本中の空き地で猛威を振るっているそうです。

その根っこがこちら。特に石垣の南半分は、複雑に絡み合ってびっちり蔓延(はびこ)っていました。父が開墾鍬で奮闘して、ほぼ駆除しましたが、石垣の間からもシュート(萌芽)を伸ばす生命力。全部やっつけるのにいつまでかかるか分かりません。




戦いは続く……

草刈りも大変ですが、根っことの戦いは本当に大変です。1日1組限定の、こんな小さなサイトでもこれだけ苦戦するのですから、広大なキャンプ場を開拓している方の苦労が偲ばれます。

特に木を伐採したり、荒れ地から始められている方

父は「墾田永年私財法って……こんな苦労して開墾した土地が自分の土地にならなかったら、そりゃやってられないよな。今は墾キャンプ場永年私財法も制定すべきだ」とのたまっています。

今回は主に中ボス級の根っこたち、そして父の苦労を紹介してきましたが、実は斜面の真ん中に大ボスが鎮座ましましています。写真にある「うるしの木」です。近寄るとカブれて大変な事になります。昨年はやっぱり父が被害にあいました。キアリーも効きません。

どなたか良い戦い方をご存知でしたら教えてください!!













Author
森風美
年間80泊するほどキャンプを愛し、女性でも楽しめるキャンプスタイルを発信しているキャンプ女子の森風美です。 幼少の頃からアウトドア好きな家族の影響で、キャンパーとして育ち、キャンプ歴は年齢=27年。