前回からの続き

もうひと月近く前のお話になりますが、開拓中のキャンプ場も晴れて2024年が明けました。そしてその一週間後。成人の日絡みの3連休となった1/7(日)〜8(祝)に、初めてのお客さんにお泊まりしていただくことになりました。『開拓DAY』です!!

この時には私たちの開拓(ごっこ)にお付き合い頂ける読者さんを、5組限定で募集させて頂いたのですが、「集まってくれるかなぁ?」の心配をよそに、なんと倍近い応募を頂きました!! ……皆さんありがとうございます!!

でも、そうすると今度はお断りするのが偲びなくなってしまいました。せっかくご応募して頂いたのに。それにお手伝い頂きたい開拓の作業だって尽きなくあるんだし。正直ネコの手だって借りたいところです。

……ということで! 2回に分けて開催することに決定しました! 予定通りこの1月に一回目を開催して、第二回は3月に開催する予定。メール連絡を差し上げた所、皆さんに快諾して頂けました。3月の皆さんもよろしくお願いしま〜す!

ミカンの木

話は変わるようですが、ここは神奈川県西部。連なる3つの海沿いの市町村、小田原・真鶴・湯河原の特産物のひとつに「ミカン」があります。斜面の多い温暖な気候により、甘いミカンがたくさん穫れるのです。

そして荒れ放題だったこの土地にも3本、ミカンの木が立っています。ダウンサイト(下段)の奥の方。種類は「きよみオレンジ」ということなので、厳密にはミカンとは呼べないかな? (調べたところ「温州みかん」と「オレンジ」の交配だそうです)

もうすでに土地を購入していた昨年は、た〜くさんの実がなって大収穫!! お友だちにもお裾分けして、みんなで美味しく食べました。そのままではちょっと酸っぱいけれど、日にちを置いておくと甘くなって、普通のミカンよりずっとジューシー!!

……で、話を戻すのですが! 今回の「開拓DAY」ではこのミカンの木を抜いちゃいます!「もったいな〜い」という声が聞こえてきそうですが、いちばん立派な1本は残しておきます。小さい方の2本を抜いちゃう計画です。

まずは切ります!!

それでは、お集まり頂いた皆さんと作業に取り掛かりましょう! お話を聞くところによると、皆さん未経験者。ウチの家族もみんな素人。でも庭木の根っこを抜いたことぐらいはあります。根っこって長〜く地中に伸びていて、とっても大変なんですよね!

ちなみにこのモシャモシャ状態が真夏の現地です。なんだかもうスゴイでしょ? 草を分け入っても、分け入っても、奥まで辿り着くことすらままならない!! この惨状がどう生まれ変わるのか(記事の最後の写真と見比べてみてください)。

それではまず最初は枝打ち(って言うのかな?)、小枝をどんどん切り落としていきます。秋の間に雑草をだいぶ刈り込んでおいたので、上の写真と比べると作業はやりやすくなっています。めいめいがノコギリを手にギコギコギコ……。

根っこをやっつけます!!

枝打ちには1時間もかかりませんでした。早〜い! 残ったのは太い幹と根っこだけ。掘り出す前にもっと短くした方が良いですね。電動ノコギリの登場です。キャンプ場には「丸ノコ」と「ジグソー」の2台があります。

どちらの電ノコもスゴい音で怖い〜ので、男性の方々に切って頂きます。ギュイーンと刃をあてると、「あっ」と言う間に切れちゃうのはさすが文明の利器。次には根っこ掘りの作業に移れます。スコップや鍬(クワ)などの武器でザック、ザック、ザック……。

これがもう、一番大変な作業でした。四方八方へと根っこが伸びているのですが、ここには将来、トイレ・サニタリー棟の小屋を建てる予定。その周辺には芝生を植えるので、それほど徹底的に掘り起こす必要もないのですが……。

文字で書くと簡単ですが、2時間ちょっとの格闘の末、ミカンの木は2本とも、跡形もなく抜根されました。ついでに近くにあったブルーベリーも2株、そしてその他もろもろの謎の根っこも、いっぱいいっぱい抜けました。

次回へ続く

どうでしょう? トータル3時間ちょっとで切って、抜いた「枝」と「幹」と「根っこ」。積み上げるとこ〜んな量です。以前、ここにあった枯れ草の山をやっと処分したと思ったら、また新たな山ができちゃいまいました。

そしてまぁ! なんてことでしょう!? 思わず「ビフォーアフター」のナレーションを呟いてしまうほど、後には広々〜とした土地が姿を現しました。上の真夏の写真と比べてみてください。とても同じ場所だとは思えません。

今回お力を貸して下さった皆さん、本当〜にありがとうございました!! おかげさまで、家族だけでの開拓、一ヶ月分の作業は捗りました。両親も驚いています。次回、3月の皆さんもよろしくお願いします!!