私の住む神奈川県真鶴町のあたらしいおみやげを作るプロジェクト! それが『ぼんぼん鮫最中日記』です!! お寺の釣鐘の形のモナカの皮に、自分でアンコとサメ型のチョコを入れるお菓子。
【町長日記:11日目 11/22(水)】 今日はお世話になった方の所に訪問する際、お土産を持っていこうとしてハタと困った。何を持っていけばいいのだろう。ミカンか?…
— 小林のぶゆき (@nobuyuki121) November 22, 2023
「ぼんぼん鮫」というのは真鶴岬に伝わる昔話。暴れザメを海に沈めたお寺の鐘で閉じ込めたというので、今でもサメが鐘を叩く音が「ぼーんぼーん」と聞こえるそう!? このちょっと不思議な民話をモチーフに考案しました。
「マナ真鶴」に出店!!
第⑥回の日記でお伝えした通り、8月5日に真鶴漁港近くの『ぺぺコーヒー』さんでぼんぼん鮫最中の試食会を開いて頂きました。当日はたくさんの飲食店関係と役場の方が来店して下さいました。
そしてその直後、「真鶴町商工会」の方からお電話が! 次の青年部会議に出席して欲しいとのこと。頂いたレジュメには私の名前がしっかり印刷されています。急にお話が大きくなって、開発に拍車がかかり始めました。
商工会青年部の会議は夜(お店のオーナーさんが多いので)。私は学校の帰りに寄ってプレゼンです。青年部と聞いて20代くらいのお兄さんやお姉さんをイメージしていましたが、もう立派な大人の方々ばっかり。
皆さんの前に立って一生懸命説明をすると、なんとぼんぼん鮫最中に全面的にご協力いただけるという嬉しいお話を頂きました。しかも9月の終わりに開催される『マナ真鶴』への出店も提案して頂き……。
『マナ真鶴』とは?
毎年、夏の終わりに開催されるハワイとフラダンスのイベントです。今年は総勢300名のフラダンサーの方々が集まりました。アロハを売る洋服屋さんやアクセサリーショップ、キッチンカーなども並んで、会場にはハワイアンが流れ続けます。
会場となるのは、真鶴半島の先端にある「お林展望公園」。以前は「真鶴サボテンドリームランド」という名前でサボテン中心の植物園だったそうですが、今ではパークゴルフ場になっています。
天然芝が一面に植えられていて、遊具はありませんが、サボテンランドの名残であるヤシの木などが植えられていておしゃれ(?)なスポットに。わたしの家から5分で歩いて行けるほどの近距離にあります。
今回のぼんぼん鮫最中はアイスバージョンになります。商工会青年部と芝浦工業大学のお兄さん、お姉さんに、ブースの飾り付けから販売まで、多方面に渡ってのお手伝いを頂きました。
初めての販売!!
この週はずーっと雨の予報。前日は大雨で、イベントの開催自体も危ぶまれていました。でも明けてみたらどうにかの曇り空。蒸し蒸しと暑く、アイスの販売にはぴったりなお天気に恵まれました。
「SNSで見つけて前から食べたかったのよね〜」とか「試食会には行けなかったけどようやく食べられたー!」などなど……ぼんぼん鮫最中を目当てにイベントに来場された方もいらっしゃるぐらい!!
私はアルバイトをしたことがないので、お客さんと直接やりとりをして感想を言って頂けることがとっても楽しく、勉強になりました。これまでは口と紙で説明するだけだった最中を実際に渡せるようになったのです。
引っ越してからわずか1年。昨年はお客さんとして見学するだけだったイベントに、出店側で参加することになるとは思ってもいませんでした。 半年間続けてきた活動が一つのカタチに実った達成感までおぼえました。
イタチザメ
いつものお魚紹介コーナーは、特徴的な縞模様がかわいい「イタチザメ」です。雑食性で、魚類やウミガメ、鳥、さらにはゴミまで何でも食べるため「海の掃除屋」さんとも呼ばれています。
好奇心旺盛で未知のものにも噛みつき、ホホジロザメに次いで人間への被害も多いそうです。長期飼育が難しいので、もし水族館で見かけたらしっかりとその姿を目に焼き付けてください。
フィナーレはウクレレで♪
『マナ真鶴』の大トリは商工会青年部メンバーによるフラダンスでした。今年が初めてとなる試みで、毎週集まって練習を続けてきました。曲は映画「フラガール」で有名な『虹を』……フラダンスに興味がない方でも一度は聴いたことがあるハズです。
学校があって、平日夕方からの練習にしか参加できなかったので、経験のあるウクレレを弾かせて頂きました。実は中学校3年間習っていたんです。久しぶりに演奏できて嬉しい機会になりました。
……でもぼんぼん鮫最中の販売中にフラダンサーの方々の発表を観ていたら、今度は踊りたくなってしまいました。来年は受験も終わる(はずな)ので、踊り側で参加出来たらいいなと思っています。