さらなる完成を目指して
松ぼっくりの着火剤計画……第1回「フェザー松ぼっくり」第2回「松たろうくん」と、訳の分からない変遷を辿ってまいりました。燃焼時間も7分を超え、ある程度の成功はおさめたのですが、まだ引っ張ります。
それはまだやり残したことがあるような気がして。不完全燃焼な気がして(着火剤なのに)。もう少しやり遂げたい。燃え尽きたい。真っ白な灰になるまで燃え尽きたいという想いが湧いてきたからです。
材料&製作
それではいきなり作業に入りたいと思います。今回の目的は記事を読み進めるうちにお分かりになると思います。まずは材料から。今回は、写真のようなカラフルなロウソクを用意しました。
すべて100円ショップで購入しました。100円でこんなにいっぱい入ってるんですね。希望の色が見つからない時には、白い蝋にクレヨンを溶かし込んでも良いそうです。熱するためのアルミカップも今回はしっかりしたものを購入しました。100円で。
それから松ぼっくりのバリエーションも少し増やしてみました。左から「ヤシャブシの実」「シダーローズ(ヒマラヤ杉の松ぼっくり)」「モミジバフウの実」……可愛いものがいろいろあるんですね。
それでは前回同様、ロウソクを砕いて溶かしていきます。今回は3色に増えたので、小さなスキレットからル・クルーゼの大きいフライパンにバージョンアップです。(基本、空焚きになっちゃうのでテフロン加工のフライパンは避けましょう)
前回の実験から学んだことは、「溶かしてすぐのサラサラした蝋に浸けても、薄いコーティングしかできない」ということでした。そのために「数回に分けてディップする」か「冷えてきて固まり始めた蝋にディップする」のが今回の手法です。
そして2度塗り。色の異なる蝋につけることでアクセントが出たり、グラデーションがついたりする効果を狙いました。だんだんお分かりになってきましたね。今回目標としているのはアート性、芸術点を上げることです。
大胆に色を付けたいところは、冷えて固まりかけた蝋に直接手でちょんっ、ちょんっ、とディップしました。繊細に薄っすらとコーティングしたいときは、サラサラ状態の蝋に複数回ディップですね。
一週間後は……!?
さて、完成です。いかがでしょう? 雑貨屋さんに並んでいても違和感のないクオリティーになったでしょうか? これ、アロマキャンドルなので香りも雑貨屋さんっぽいんです。やっぱり色々な種類の松ぼっくりがあると、オーナメント感が出ますね。
東京の雑貨屋さんだと、大王松の松ぼっくり(下の写真左端)なんかは1,000円〜2,000円で売っているんですよ! 今回の松ぼっくりキャンドルも、オシャレ系アウトドアショップで着火剤として売っていてもおかしくないかも?
な〜んて商売っ気は抜きにして、このタイミングで記事をリリースした目的は、来週に迫ったバレンタイン。焚き火好きなあの人に、チョコに添えて贈る手作りの品にぴったりなんじゃないかな〜と思ったからです。もしご興味が湧いたら次の土曜・日曜で作ってみてください!