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コラム
はななのフィッシュ日和*07
『豆チョウの採り方』

はじめに

今回はずっと紹介したくて、できていなかった『豆チョウ(チョウチョウウオ)の採り方』について紹介していきたいと思います。『琴ヶ浜海岸』『えびす島』の記事でも、チョウチョウウオを採ったときの様子を説明するために、採り方について書いているので、良かったら見てみてください!

私は主に3つの網を使い分けて豆チョウを採っています

堤防から豆チョウを狙うときには、左側の大きい網を使っています。この網は私が御前崎の港に行ったときにいた親子がとても大きな網をつかって、漁港の水面で魚をすくい上げていました。それに憧れて両親に作ってもらったのがこの網です。

まだこの網で豆チョウを採ったことはあまりありませんが、2年前にアオリイカの赤ちゃんをすくい上げてアヒージョを作った思い出があります。

まだ赤ちゃんだったのにアオリイカの味がしっかりしていて美味しかったです

シュノーケリングで豆チョウを狙うときには、右側の2つの網を海の地形によって使い分けています。先が細くなっている方は複雑な地形のところ。平になっているところは人工的な岩や海底で使っています。

海中で網を素早く動かすためには、虫取り用の網では水の抵抗が大きくて使い物になりません。うちはネットで「三谷釣漁具店」というところに注文しました。透明なので、水の中では見えづらく、魚にも気づかれにくい気がします!!




豆チョウの採り方

堤防で採集するのは至ってシンプルで、堤防から海の中を覗いて豆チョウを見つけたら、採ることができそうな高さまで上がってくるまでただただ待ち続けます。たくさん採ることはできませんが、豆チョウを見つけることができる季節なら、寒くてもできるところ魅力です!

シュノーケリングで豆チョウを採る方法は大きく分けて2つあります。1つ目は採りたい豆チョウを見つけたら、穴の中に隠れない程度に追いかけて、壁まで追い詰めて、網を両手で持って素早く挟みすくい上げます。一人で採るときにおすすめ!

穴の中に隠れてしまったら、辛抱強く待っていればいつか出てきてくれます

2つ目は二人で協力して網を動かして挟みます。勢いと2人の息を合わせてやる必要があり難しいですが、1つ目よりも採りやすいので私はよくやります! 豆チョウをしっかり目で追わないと網と網の隙間から逃げてしまうので気をつけてください。上手い人は1人で両手に網を持って採っているので、私もいつかそうなりたいです!

左手に小さな網や水筒を洗うためのブラシを持って採ることもあります!



フエヤッコダイ

フエヤッコダイは綺麗な黄色で、口がおちょぼ口なところがとても可愛いです!日本の沖縄の方でも滅多に見つけることができません。海外のインド洋や紅海まで行かないと見ることが出来ないので、私がいつか海外旅行に行ったときには、絶対に会いたいチョウチョウウオです!

アクアショップにたまに売ってるので、いつか飼ってみたいなあ

フエヤッコダイによく似ている種類に「オオフエヤッコダイ」という魚がいます。この2匹は1961年まで同一種とされていました。海で出会って瞬時に区別することはとても難しいけれど、オオフエヤッコダイには鰓蓋(えらぶた)の下に小さな黒い斑点があるので見分けをつけることが出来ます。

そのほかに、吻の部分まで黒い場合はオオフエヤッコダイの場合が高いが、個体によっては、この2匹の中間的な色もあるので注意が必要です。オオフエヤッコダイの生息地は海外が中心のため、日本国内の場合はフエヤッコである可能性が高いらしいです。

実際に見てみて2匹を見比べられるようになりたいです



はななのフィッシュ日和

豆チョウの採り方は今回紹介したものが1番オーソドックスな方法だと思います。基本はこんな感じですが、海の中は地形もいろいろで、波の影響もたくさんあるので、基本通りに行くことはめったにありません。

何より豆チョウの動きがすばしっこくて、何が起こるか予測がつきません。偶然、奇跡的に網に入っちゃうことが一番多いかもしれません。採るたびに色んな事が起こるので、こちらで少しずつ紹介して行ければなと思ってます!

めちゃくちゃでも最終的に豆チョウが採れればいいんです








Author
はなな
海と魚が大好きな高校生です。特に泳いだり、潜ったりするのが大好きです。豆チョウ採集や釣り、アクアリウムやお魚料理など、海や魚に関することをお伝えしていきます!