久しぶりの軽キャンパー記事です
少々、古い話になります。2月に開催された「ちがさきキャンピングカーフェス」に遡って、森風美編集長のオーダーが入りました。「給電くんの記事を書いて!」……これは何やらワケがありそうな予感もしますが、それはまずさておき……。
軽キャンパーの紹介は久しぶりになりますね。1年前の「Mini Pop Bee(ミスティック社)」の記事以来です。ミニポップは編集長のご両親も乗っていますから分かりますが、「給電くん」って何がオススメなんだろう?
きっかけは防災
その時の記事でお伝えした通り、「ちがさきキャンピングカーフェス」では森風美が、車中泊専門誌「カーネル」の大橋編集長と「防災」についてステージトークをさせて頂きました。
万が一の災害が発生した場合、その心構えにつきましては記事の方で詳細をお伝えした通りです。しかし、もうひとつ。「防災」の実情を踏まえると、避難所生活の肝となってくるのが「給電」の問題ともなるのです。
災害時、一般的には72時間分(3日分)の食料や水の備蓄が推奨されています。しかし実際には、もっと早く救援物資が届くことも多いそうです。お国の防災体制のおかげで、水や食料はそれほど何日にも渡って困らなくても済みそうです。しかし電気となると……。
集団避難場所に発電機や給電車が到着しても、誰もが好き放題に使える訳ではありません。スマホの充電だけじゃなく、仕事や医療の都合上、自分専用の電源を確保したい人もいらっしゃるでしょう。
給電くんの給電能力
そんな時、名前の通りの本領を発揮するのがオートワンCamper(神奈川)さんの「給電」くんです。標準仕様で家電が使えるのがポイント!! 「55Aのサブバッテリー」「30Wのソーラーパネル」「100Vの家庭用コンセント」が標準装備されてきます。
さらにパワーアップしたければ「100Aのバッテリー」「100Wのソーラー」「2000Wのインバーター」までのオプション選択も可能! 軽バンの小さなボディに限りないパワーを詰め込むことも可能なのです!!
……と、ここまでは編集部の想定の範囲内。「給電に特化した車なんだろうな〜」とは思っていたんです。でも、名前から受けるイメージだけ。それ以上のことは想像していませんでした(すみません)。詳細を調べようともせずに。
軽キャンパーとしての可能性
しかし編集長によると、ポイントは「給電」だけではないらしいのです! 昨年の「ジャパンキャンピングカーショー」から「ポップアップルーフ」バージョンも発表され、無限の可能性を秘めているということなのです!!
その充実度は写真を見れば一目瞭然。これはもうフル装備のキャンピングカー! こんなに豪華だと、一見「重そう」と思ってしまいますが、ヨット用の超軽量木材を使用していて、軽い上に歪みにくい構造になっているそうです。
そして、棚や収納も充実。床下収納も含めると長期の車中泊旅や避難生活にも対応できます。そしてこちらも標準装備になるのですが、ハンドルに装着するアップルテーブルや内外で使える脱着式のテーブルは、リモートワークにも大活躍!
編集部が感動したのは、こちらのバタフライシンク。こんな風にギャレーが展開するギミックは珍しいですね。シャワーホースを伸ばせるタップにすれば、サーファーさんのニーズも満たします。
もちろんFFヒーターや電子レンジ、サイドオーニングやリアゲートシェードなど、他の軽キャンパーに見られるオプションは選び放題!! こうなるともう、用途は災害時に限らず、とことん遊び倒したくなってきます!!
給電くんにご期待ください!
軽キャンパーの購入を検討したことのある人なら共感いただけると思いますが、こういうパッケージのバンコン車って、ありそうで意外とないんですよね〜。軽キャブコンなら、充実装備の車も選びたい放題なのですが……。
実際、「なちゅガール」メンバーは圧倒的にバンコンが多く、しかも自分でフルフラットにしたり、内装をDIYしたりしていますが(おそらく懐事情から……)、ポップアップからの選択肢があると、可能性が一気に広がります!!
標準装備から初めてDIYして行くのも良し。オプション部品を選んで、自分好みにパッケージングしてもらうのも良し。確かに編集長の言う通り、クルマ選びのオススメ候補、その最前線に躍り出てくる1台になりました〜!!
そして冒頭で感じていた気配……。夏になったら、何やら動き始めそうな気配がしています。けど、動き始めないかもしれません。どっちや!? 「まだ発表段階ではない」ということで、口止めされているのです。
具体的なことが決定して、発表できる段階になりましたら、イチ早く記事にしてお伝えします。楽しみにお待ちくださ〜い。
オートワン「給電くん」HP : https://autoone.co.jp/lineup/kyuden/
