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外あそび
がんばれ備長たん!!
『炭火直焼きステーキ』

究極の肉を求めて

突然ですが「木炭の上に直接お肉を乗せて焼く」ってご存知ですか? 網や鉄板を使わないで、燃えている備長炭などの上に直接お肉を置いて焼いちゃうんですよ。編集部は知りませんでした。考えた人、天才!!

これまでも編集部は肉にこだわり、肉を焼き、肉を研究し、記事にしてまいりました。『極厚鉄板!! TETSUJIN』くんの回では、何より分厚い鉄板がモノを言い、霜降りたっぷりの和牛より、輸入のアンガス牛の方が美味しいことを暴きました!!

お外では牛の味がギュゥ〜っとした方が美味しいんですよね!

そして「なちゅガール」メンバーたちは「オージービーフ」さんとお仕事させて頂きました。田中ケンさんによる ”Aussie Beef Cooking Academy” でご伝授いただいた技は、皆の動画やイベントで披露されてきました(これからもやります!)。

それを受けて記事の方では『キャンプで美味しく肉を焼く』と題し、その技の科学的分析を試みました。実際にその通り焼いて食べてみると、先ほどのギュゥ〜っとした牛の旨味が倍増! 皆さんにもぜひ、その美味しさを試してもらいたくなりました!

次回から国産より輸入の方に手が伸びちゃいますよ〜



Inspired by ちびぃちゃん

……という訳でもう、「これで肉の焼き方は完成を迎えただろう」と慢心していたのですが、先日、なちゅガールメンバーの「ちびぃちゃん」の動画を見ていたら、気になる焼き方、冒頭でお話しした「木炭に直にお肉を乗せて焼く」調理法にチャレンジしていたのです!


何これー!? この発想はなかった! 有名なの? ちびぃちゃんの動画を見ていると「海外のブッシュクラフターがやってた」「このスモーキーな香りがたまらない」「これが一番美味しい焼き方かも」「飛ぶぞ!!」などの気になる言葉が……!!

ただ単に、編集部が不勉強だっただけの話です!!



まずは下準備から!!

こうなったらもう、やってみるしかありません! 実験ですっ!! ……って今回は、いつもとは違って「実験」とは言えませんよね。他の方々もうすでにやっていることですから。追随して「マネ」をさせて頂きましょう。

そうとなったら、何といっても「炭」が命!! いつも使っている安物ではなく、虎の子の備長炭を用意しましょう。でもケチって6片だけ。お肉を広げた時に、どうにかギリギリ乗る個数です。

むかし「備長タン」ってキャラ、流行りましたよね……

お肉の方は、もちろんオージービーフのキューブロール(リブロース)。田中ケンさんのクッキングアカデミーの流儀通りに、下準備をして焼いていきます。詳しい焼き方は先ほどの『キャンプで美味しく肉を焼く』の記事をお読みください!

「備長タン」は、硬くて火持ちが良いことで有名です。それに不純物の混合も少ないと言われてます。今回はお肉を直に焼いて、口に入れる訳ですから最適です。でも、着火が難しいんですよね〜。

横着してSolo Stoveの二次燃焼焚き火台「BonFire」にぶっこんで、無理やり着火させちゃいましょう。編集部内で通称「焼却炉」と呼ばれている、ハイパワー焚き火台です。ほどなくして真っ赤っかに火が点きました!

ちなみに対照実験として『TETSUJIN』くんでも焼いていきます



さっそく焼いてみよう!!

それではロストル(網)の上に備長タンを並べて焼いていきましょう。本当は「ちびぃちゃん」のように地面に直火でワイルドにやりたかったのですが、なにせ個数をケチってますからね。「備長タン」からお肉がハミ出してもいいように、地面は避けました。

塩コショウして、お肉を乗せてみます! 「じゅわ〜……」控えめにお肉が焼ける音がします。『TETSUJIN』くんの方は「ジョワわわわ〜っ!!」って勢いですから、だいぶ違いますね。チンチンに熱せられた極厚鉄板の威力はやっぱり絶大!!

お肉が一枚乗ったくらいでは冷えないんですよね!

『TETSUJIN』くんがあっと言う間に表面を焦がし、お肉にグングンと熱を伝えていく一方で、「備長タン」は勢いが衰えちゃったみたい……。お肉と接しているところをを見てみると、表面は鎮火しちゃってる感じです。

それでも下の方はまだ赤い火が保たれているので、ゆっくりとお肉を焼いていきます。ちょっと心配しましたが、まったく焼けないってことはなさそうですね。あ、『TETSUJIN』くんの方はあっという間に焼き上がっちゃいましたけど。

さあ、この差が味の違いにどう出るのでしょーか!?



それでは食べてみよう!!

いつもの『TETSUJIN』くんは、いつものパーフェクトな味です。美味しい! そして肝心の「備長タン」の方は……うん、じゃりじゃり感はまったくありませんね。表面に白い粉(灰)をふいていたのですが、食感に影響はありません。

炭は食品になるぐらいですから害もないでしょうし……

そしてお味の方は……う〜ん、炭で焼いた香り、煙で燻した香ばしさが美味しいです!! 炭火焼のヤキトリや、スモークした肉のあの香ばしさです! お家で焼くお肉より、焚き火で『TETSUJIN』くんの方が香ばしくなりますが、「備長タン」はさらにその上!!

ただ正直……お肉の味自体は『TETSUJIN』くんの方が上ですね。表面カリっと旨味を閉じ込め、中は半レア、牛々(ぎゅうぎゅう)しさ満点!! 「備長タン」は、時間がかかったせいか、お肉自体は普通ですね。煙々(けむけむ)しさが味わい深くはあるのですが……。

どっちが好きかはお好み次第ですね! (あたりまえ)







Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。