電子レンジ問題
前々からちょ〜っと不便に思っていたことがあります。それはキャンプに行って、最初に食べるお昼ご飯です。キャンプ場に着いて、設営前か設営後に食べる人が多いと思うんですけど、道中で買ったコンビニのお弁当……冷めちゃいますよね?
極たま〜に、管理棟や炊事場に電子レンジのあるキャンプ場も見かけますが、ほぼ90%のキャンプ場にはありません(当社予想)。しょうがないから冷めたマックで済ませることも多いのですが、コンビニに寄ると食べたくなりますよね?
豪華なキャンピングカーなら、バッテリー完備で電子レンジが付いていたりもするもですが、我々庶民には夢のまた夢。ポータブル電源と小型電子レンジの組み合わせ? う〜ん……たかだかお弁当に、何もそこまでしなくても……。
簡易電子レンジ登場!!
そこでこちらの四角い缶の登場です! これまで2回に渡ってお送りしてきた『SEAFOOD JUNKY』さんの「牡蠣のカンカン焼き」の缶。そのまま焼いて色々な味付けをしたり(第①回)、スモークとリゾットに挑戦したり(第②回)しました。
今回はこの缶を電子レンジの代わりに使って、お弁当を温めていきます。下にメッシュトレイを敷いて、水を張って、カセットコンロにかければ、水蒸気の熱で温められるんじゃないでしょうか?
一般的にはそれを「蒸す」と言うんですが、シュウマイや肉まんとは違います。温めるだけです。コンビニのお弁当はプラスティック容器やフィルムで密閉されていますから、湯気でべちゃべちゃになっちゃう心配もないでしょう。
冷凍食品に挑戦!!
先に冷凍食品にチャレンジした様子をお伝えします。コンビニで「ど・れ・に・しようかな♪」と選んだのはこの2つ。「すみれ」のチャーハンと「銀だこ」のたこ焼きです。チャーハンは冷食の定番だし、銀だこは……単に好きだからです。
裏面の説明を読むと、「すみれ」は逆さまにして、フォークなどで小さな穴をプスプス開けるように指示されています。そして「銀だこ」の方はトレイのフィルムを完全に剥がして、電子レンジにかけるように……、っん?
……と思いましたが、フィルムが溶けたりするとアブナイので、指示された通りに剥がしました。缶を火にかけて温めます。すぐに水は沸騰し、真ん中の穴から湯気が立ち上ってきましたが、果たして何分温めたらいいのやら、見当も付きません。
仕方なく、たこ焼きをちょこちょこつまみ食いして確認。結局、中のタコが暖かくなるまでには20分ほどかかりました。これならチャーハンの方も、しっかり温まっていることでしょう。でもレンジと比べると時間がかかりすぎですね。
それでも袋から出したチャーハンは、ふっくら完璧!! ひよこちゃんクッカーにたこ焼きと一緒に盛りつけたら、なんとも可愛いお弁当風になっちゃいました〜!! そして味も完ペキ!! この組み合わせ、マジでキャンプでオススメですよ!!
コンビニ弁当に挑戦!!
さて、続いては本題。「コンビニ弁当の温め」にカンカン焼きの缶で挑戦します。別に何のお弁当でも良かったのですが、下半分が紙トレイになっている「エビドリア」で挑戦しました。
実際にやってみて分かったのは「かなりの時間がかかる!」ということでした。電子レンジなら1分やそこらで終わる温めが、この小さなエビドリアの容器で15分ほどかかりました(こちらもチビチビ味見しながら確かめました)。
要注意なのは、ガスを強火にするとすぐに水が蒸発してカラ焚きになってしまうこと。弱火で沸騰させながら長時間湯気が発生するように調整しましょう。そして様子を見ては、足し水をしていきましょう。
ただ、出来上がりはごらんの通り。下の紙トレイが湿ってしなしなになってしまうこともなく、ほかほかのエビドリアが食べられるようになりました。中心はちょっと温めが不十分だったのは、湯気を利用している以上しかたないのかも!?
ニューレシピの誕生
それにしても「たこ焼きチャーハン」弁当は美味しかったなぁ……。これはお子さんもお喜びになること間違いなし! ぜひぜひ自己責任でお試しください。空焚きには十分注意してね! (……って、家で普通に作れば良いのか)。
……ということで、今回は前々からやってみたかった実験にチャレンジしてみました。賢明なる読者さんはお分かりの通り、決してコンビニや食品メーカーから推奨されている方法ではありませんので、皆さん自己責任でお願いします。
でも、この缶は使えますね! 普段のキャンプの時からギアの収納などに活用していれば、急に温めたい物が出てきた時に役立ちます。缶をお求めの方はもちろん下記の『SEAFOOD JUNKY』さんまでどうぞ!!
SEAFOOD JUNKY 販売ページ : https://seafoodjunky.co