前回からの続き
前回のご報告ではキャンプ場開拓地に顔を見せる「動物くん」や「鳥さん」たちにスポットライトをあてましたので、前々回からの続きになります。第16回「スロープの土木工事のこと」の続き……。
工事期間も実に1ヶ月間!! ……を少し超えてしまいました。途中、大雪が関東を襲い、中断を余儀なくされてしまったからです。コンクリートは乾かす(養生する?)のに期間が必要なんだそうです。初めて知りました。
完成披露〜!!
なんと言っても今回は、自分たちの手でやったDIYの開拓ではなく、土木工事屋さんがぜんぶやってくれちゃった作業です。工事の経過を追っていくのではなく、先に完成写真からご披露しましょう!!
入り口から見るとこんな仕上がりです↓。手前がダウンサイト(下段)に登る緩やかなスロープ。幅もだいぶあるので大型車でも余裕です。そして奥の急なスロープがアッパーサイト、そして私の実家(両親の家)へと上がります。
素材は100%コンクリート。当初は「アスファルト」や「石畳」なども検討したのですが、お値段も張りますし、見た目も重くなりますからね。乾くと白に近いコンクリートで、カラっ爽やかで軽い感じに仕上がったと思っています。
ダウンサイトへのスロープ
この緩やかなダウンサイトの側のスロープでさえ、施行前はガタガタで、砂利砂利(ジャリジャリ)な仮舗装のままでした。タイヤもちょっとスリップするし、車高の低い車だとノーズやお腹を擦(こす)りそうだったんです。
しかしどうしても避けられなかったのは、スロープに侵入するための鋭角な右折。ハイエースや大型SUVなら余裕、4tトラックもなんとか侵入可能なのですが、トレーラーハウスが無理だと思うんですよね。小型のトレーラーなら、外して手で押せたり出来ますが……。
アッパーサイトへのスロープ
傾斜は確か角度15°……だったかな(?) ウチの両親も忘れてしまったらしいのですが、「14°とか15°とか……電動車イスが自力で上がれるとされる傾斜にしてください」と工事の人にお願いしたそうです。
3tトラックなどはこれまでも上がっているそうですが、基本は普通車や軽自動車オンリーになると思われます。1速や2速のローギアで慎重に登って頂けば問題ありませんし、仮舗装時の砂利によるスリップもなくなりました。
でも、お客さんには利用をオススメできないかな? 元々アッパーサイトは「なちゅガールメンバー」や友人に泊まっていただくソロ用サイトにする予定です。それからいつかサウナ小屋を建てるという計画(……というより父の夢?)があるだけです。
今後のスロープ
ここまでご覧の通り、完成したスロープには等間隔でスリットが入っています。この間には土を入れて緑を植えていくつもりです。基本は芝生になると思うのですが、「タマリュウ」などのグランドカバー植物も検討中……。
そしてアッパーサイトへのスロープは、それでも急すぎるので、人ひとり分の階段をつくる予定です。これは自分たちの手作り、DIYで完成させたいので、そのスペースを確保してもらっています。電動車イスと言い、ウチの両親の老後対策だと思われるのですが……。
岩が動いた!!
それからもう一つご報告が。今回の土木工事にともなって、「第11回 : 山積する課題のこと」で課題となっていた山の一つが片付いちゃいました。「岩の山」です。家の基礎工事でゴロゴロと出てきたのですが、人が持ち上げるには大き過ぎる!!
とてもそんな危険な事はできません。でも土木屋さんの機械ならラクラク! スロープの分岐点に綺麗に積み上げてくださって、有効利用ができました。センスもある土木屋さんで良かったです(自分でやりたかった父は悔しがってましたが)。
次回へ続く
いかがでしたでしょうか? この2本のスロープのおかげで便利になっただけでなく、キャンプ場全体の雰囲気がガラッと変わる、イメチェン効果もあったように思います。その前の車の入れない荒れ地の時代を知っていますしね。
少しずつ、少しずつ、本当にゆっくりとした歩みですが、なんだか本当にキャンプ場が出来ちゃいそうな予感。次の大きな目標はトイレ・サニタリー棟の建設になります! 夏の「仮オープン」を目指して、これからも頑張ろう!!