ハンモックキャンプの本!!
ハンモック泊! プロっぽい! カッコイイ!!! ……ということで、ミーハーな編集部がつい数ヶ月前の女子キャンプ講座で特集したハンモックキャンプ。①準備編と②実践編の2回に渡ってお送りいたしました。
ところがところが、編集部のミーハー魂なんて比べ物にならないくらい、しっかり詳しい書籍がこのたび発刊されました!! その名も『日本でイチバンやさしくて詳しいハンモックキャンプの本』!!!
「日本でイチバン」どころか「日本初」なのでは? ハンモックの本で、しかもキャンプとなると!? 女子キャンプ講座の記事を書いた当時、参考文献を探したけど全然見つからなかったことを覚えています。
野沢ともみさん
著者の野沢ともみさんは、もう5〜6年来になる編集長、森風美のハンモックのお師匠さん。やはり彼女がハンモックキャンプに憧れ始めた頃に、いろいろなアドバイスを授かったお方です。
アウトドアライター兼デザイナーとして活躍される中でも、ハンモックへの愛情は並々ならぬものがあり、𝕏(旧twitter)での発信では真面目なこと、面白いこと、ハンモックについてのポストばかり!!
ハンモックでこの目覚め、最高すぎんか…#ハンモック泊 pic.twitter.com/t8VnFsxDqs
— 野沢ともみ@ハンモック キャンプ⛺️ (@TOMOchanCAMP) September 11, 2022
なちゅガール初代メンバーのNATSUさんのお友だち「みっちゃん(michiさん)」の運営する『Campail(キャンパイル)』では、ハンモック泊イベントでの講師としてご活躍されてきました!!
ハンモックにも本にも惹き込まれる!!
そんなともみさんがお書きになったハンモックキャンプのオンリー本。拝読させて頂くと、あらためてハンモックの魅力がすーっと入ってきて、いつの間にか時を忘れて読みふけってしまいました。
冒頭から「がんばらない」「ダラダラしたい」「楽をしたいなまけ者」などの言葉が入ってきて、そうだよねー、そうだよねー、と共感しながら読み進めていました。ハンモックの良さは何よりもお手軽なことです!!
それが前述のCampailの方々との対談に入り、ハンモックの基本のキが語られるようになると、ページを繰る手が止まらなくなってしまいます。これまで色々なキャンプ本を読みましたが、これってかなり斬新な構成なんじゃ……!?
肩肘張らずに読み始めて、やさしくて分かりやすい(タイトルにある通り!)基本知識を学んでいるうちに、いつの間にか樹木医さんによる解説や、海外直輸入ハンモックのお話まで、その世界に引き込まれます!!
易しくて、優しい〜
とにかくハンモックキャンプって、一度体験してみるまでは怖いというか、何か抵抗感があるものなんですよね。それが冒頭からほぐされて、自分にも出来るように思えてくる。ハンモック泊のハードルを下げてくれる本。
「やさしい」というのは、ただ解説や表現が「易しい」だけでなく、未経験者や初心者にとって気持ち的にも「優しい」本なんだな〜、と思わずともみさんのお人柄まで偲ばれてしまいました。
そうなんです。ともすると入門書やノウハウ本は、堅苦しく、注意が多めになってしまうんです。私たちも、初めてのことに挑戦する時には「ちゃんとしよう」「失敗しないよう」と頭でっかちになっちゃいがち。
でもハンモック自体が、軽くて、設営も楽で、ゆらゆらと、優しく包み込んでくれる存在なんですよね。本書にザーッと目を通すだけでも、心の持ち方がハンモックでのお昼寝から目覚めた時みたいに開眼されます!!
もちろんベテランさんでも!!
そして「日本でイチバンやさしくて詳しい」と謳ってあるように、詳しいところはトコトンまで突き詰められています。おかげで編集部のような経験者にとっても、初めて知ることが多くあり、勉強になりました。
これは初心者さんにとっても、次のステップアップへの道しるべになりますし、ベテランさんにとっても確認のための手引きとして役立ちます。特に種類豊富なハンモック図鑑は必携です。
究極は巻末のMYOGですね。Make Your Own Gear(自分のギアを作っちゃおう)ということで、小物やギアスリング(荷物を載せるミニハンモック)のお話にまで発展しています。そしていつかは自作のハンモックに……そんな夢までひろがるご本でした。
特設サイト : https://hammockcamp.nozawatomomi.com/