開拓DAYの朝に
3回にわたってお送りしてきました『開拓DAY②』の外ごはんレシピ。神奈川県真鶴町で開拓中の「なちゅガールキャンプ場(仮称)」にて開催された読者さん参加型の開拓イベント。そこで編集長森風美が提供させて頂いたメニューを紹介してきました。
皆さんが到着してすぐ後のお昼ごはんが「キリちゃんぽん」、開拓作業後の晩ごはんが「トントロロ丼」……そして今回が朝ごはんにお出ししたメニューとなります。前回の反省を踏まえて考案しました。
前回はお正月明けの開催だったので、季節柄「七草リゾット」を召し上がって頂いたのです。美味しく出来上がり、お味の方もご好評を頂いたのですが……なにぶん時間がかかりすぎました。正式に生米から調理を始めちゃったので。
やっぱり朝ごはんは、手早くサッサッとお出しできなくてはいけません。それもキャンプとなればなおさら! 撤収も控えていますから。カンタンお手軽なメニューが、そもそもなちゅガールの「外ごはん」レシピの身上です!
「カートンなんとか②」
それが今回の「カートンなんとか②」です。……訳が分かりませんね。この「なんとか」というのも意味不明ですし、②というのも意味不明です。これ、もともとは一昨年の夏にお送りしたレシピの第二弾になるのです。
この時は牛乳の空きパックでホットドッグを焼く「カートンドッグ」の他に、「カートンアメリカンドッグ」「カートン焼き鳥」「カートン冷凍チャーハン」「カートンバナナ」……などにチャレンジしました。
でもこのシリーズって、食材の数だけ可能性は無限大だな……って思っていたので、第2弾もいつかやろうと考えていたのでした。そして忘れていました。このたびの開拓DAYで復活です!!
「明太フィセル」
ホットドッグとあまり変わりありません。「明太フィセル」です。街のパン屋さんでは「明太フランス」などの名前でも売っていますね。こちらは今、パン作りに凝っているふうみ編集長のお祖母様の手作りになります。
うん、手堅い味です。普通に美味しいです。明太ソースはマヨネーズ&バターなどで手作りできるんです。そして左に写っているオリーブパンも、地元真鶴のお店で買って、焼いてみただけですが、美味しかったです。
「焼きとうもろこし」
次はちょっとだけ冒険して「焼きとうもろこし」に挑戦。でも、カートンドックの火力が弱いことは承知していますから、生のトウモロコシは使いません。すでに茹で上がっている真空パックの商品を使いました。
……正解です。表面がほんのりと温かくなったぐらいでしょうか? 中の方は常温のままです。でも食べられます。そしてほんのりスモークのような香ばしい匂いが!? これが最初からついていた香りなのか、カートンで焼いた効果なのか……?
「サラダチキン(スモークペッパー)」
これも焼かずに食べられる商品。コンビニでお馴染みですね。以前、こちらの外ごはんレシピで、沢山の種類のサラダチキンバーを買ってきて食べ比べてみたのですが、今回はその中からスモークペッパー味を選びました。
味としてはコレが一番美味しいんです。カートンで焼いたことでさらに美味しくなりました。サラダチキンは温かくした方が美味しいです。ところが最初から味が付いているので、先ほどのスモーク効果が分からない。謎は次のデザート編に持ち越しです。
「甘栗(むいちゃいました)」
これもなちゅガールレシピではお馴染みの食材(カートンに入れるネタがそんなに思いつかないもので……)。群馬県JR横川駅の「峠の釜飯(おぎのや)」編の時には、だいぶ偏ったメニューにアレンジして調理してみました。
そしてもちろん、カートンで焼いて温めた方が甘栗もだんぜん美味しい! しかもこれで分かりました!! そのまま食べる時より香ばしさが増しています!!! やっぱりスモークの味が足されているんですね。
「温泉まんじゅう」
最後はこれです。今回の食材を買い揃えに行った時、レジの近くで売っていたので、思わず手が伸びてしまいました。地元真鶴の隣は湯河原町、温泉街です。焼きまんじゅうなら、美味しくならないはずがありません!
この温泉まんじゅうに限っては、こんがりと丁度良いくらいのお焦げがつきました。そして薄皮の部分にはスモークの香りも加味されています。ほんのりと温かく、甘さも増して、締めを飾るにふさわしい成功例となりました。
カートンおすすめ!!
いろいろ試してみましたが、お客さんにも味を比べてもらい、手軽で楽しい朝食となりました。火の通っている食品なら、だいたい何でもうまく行くので、皆さんもバラエティー豊かに楽しんでみてください。
カートンの燃える様子を見て楽しく、食べて美味しい朝ごはんになります。それにしてもこの記事は、青字のリンクが多かったですね。なちゅガール史上、過去イチかも!? そして我ながら、おバカなメニューばかりやってるな……と微妙な気持ちになりました。